第45話 『045 メガイノシシと激闘』
『045 メガイノシシと激闘』
メガイノシシに蜘蛛の巣を被せたら、メガイノシシを停止させるのだな。
いいぞ、クモーナ、これで停止だ。
えっと、停止してませんが!
まだ突進してくる!
このままだと俺は死ぬな。
こんなに早く異世界で死ぬのか俺は。
俺の手前まで来てやっと停止。
「停止した!」
「ユウタ、頼みます!」
危なかったです。
停止したメガイノシシに、俺のペットフードで倒すしかなくなる。
ジャーキーを投げてもダメか。
興奮していて、ジャーキーに目もくれない。
残りは缶詰めか。
ペットフードには、ドライフード、ジャーキー、缶詰めがある。
缶詰めを投げてみよう。
「あっ倒れた」
「倒したの! 凄いです!」
「効果があったみたいだ。討伐した」
缶詰めが頭に命中したら、倒れた。
缶詰めは攻撃的な武器になるみたいだ。
追い込まれて投げた結果は助かったから良かった。
もしかしたら缶詰めは即死させる武器なのかな。
「即死ですよ。ユウタが投げたので」
「うん、缶詰めだ。即死できた。でもクモーナの蜘蛛の巣で停止したから命中できたのであって、突進してくるのに命中させるのは無理だろう」
「2人の力で倒せた。残りのイノシシは牧場に連れて帰るのね」
「そうだな。イノシシ、俺についてこい」
メガイノシシは即死させて牧場には連れて来れない。
20匹のイノシシだけ牧場へ来る。
収穫はあったし、メガイノシシはそのまま放置した。
◇
牧場に帰った。
イノシシを連れて帰ったから、俺を誉めてくれる。
「イノシシが大量ね。収穫ありね」
「うん、でも大変なことになった」
「ユウタとイノシシの群れに行ったら、メガイノシシと遭遇した」
「メガイノシシと!」
「森でも危険さは高い魔物」
「あれは危険種に指定されている魔物。どうしたの?」
「ユウタと一緒に倒した。もう死んでいる」
「死んだ?」
「クモーナなら倒せるだろう」
「死んだならいいわ」
「倒したのはユウタです」
「ユウタが? またドライフードか」
「いいえ、ドライフードではなくて、缶詰めというアイテムを投げて殺した」
「ユウタのスキルは武器にもなるのね」
「俺も武器になると知れたよ」
「メガイノシシの肉が食べたい」
「オガーナだけ違うみたい」
「ユウタとクモーナが死にかかったのよ」
「肉は?」
「持ち帰れないよ。巨体だし、無理だろう」
オガーナはメガイノシシと聞いて、食欲を刺激されたらしい。
死体は森に置いてきたのは仕方ない。
放置していいだろうけど、まさか食べる気なのか?
オガーナから食欲を感じるが。
「詳しく教えてくれクモーナ」
「取りに行くとか?」
「肉のためだ。どこにでも行く」
「ご苦労様です。自分で行って」
オガーナは牧場を出てメガイノシシを求めて行った。
本気かよ。
「イノシシ、牧場に入りなさい」
まあ、オガーナは勝手に行動するけど、どうぞ好きにしてくれていい。
イノシシを牧場へと案内して中へ。
20匹が新たに追加されるから、食料は安定しそうです。
みんな食欲はあるからな。
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