授かった能力が下位、最下位という筋書きは珍しくないけどどうやったら中位、上位の能力にのし上がるかその過程の描き方が小気味よかった。ぼくが三人の能力でいちばん欲しいのは……やはりアッシュかな?しかし、物書きの端くれなのでるいすアッシュを凌駕する岩永桂アッシュを脳内で組み立て中。重要な試験は、ビリッケツから探したほうが早かったんだ。そんな劣等感からの……下剋上!
この作品の良いところは適切かつ明快な情景、心理描写の表現だと思います。目に浮かぶ様なその場の景色や状況、手に取るかの様な登場人物の感情や思考。それでいて地の文が鬱陶しくもなく、すっと入ってくる感じがして、ここまで内容理解しながらもサクサク読み進められました‼︎主人公に対する評価や対応の高低差の大きさや、その変化もこの作品の醍醐味だと思います。あと何と言っても雑魚兵が可愛い。誰がなんと言おうと雑魚兵が可愛い。