第79話 ビッチ

「空いてるな。」


「まぁ、天気でも平日だし。しかも寒いって言われてるからね?」


手をギューっと握りしめるハナ。

そしてそれはハグへと変わり、キスに移る。

キスは舌を入れたヤツ。周りにめちゃくちゃ見られてるが関係ないんだろ。コイツは。周りに見られてまた興奮するタイプだな。

とりあえずキスも終わりチケットを買って中に入る。


「ねーね?」


「何?」


「写真とろ?2人で!」


「いいよ。」


「はい。ちーず。」


カシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャ


「何枚撮るんだよ。」


「私の遺影決定したわ」


「オレも写ってるけど。」


遺影にするな。で遺影を連写するな。

その時、プルプルプルプル………

電話がなった。

着信先を見ると、サキだ。

またアイツ………めんどくさい。

無視すればいい………そう思っていたら。

横からサッとケータイを取られ。

ピッ。


「あ、カオル?昨日はごめんなさい。嫌なこと言ったよね?私反省してる。だから直接謝りたいんだ?だから今何処にいるか、教えて………」


「ビッチ」


「え?」


「ビッチビッチ」


「え?アカツキさん?」


「ビッチビッチビッチビッチビッチビッチビッチビッチビッチビッチビッチビッチビッチビッチビッチビッチビッチビッチビッチビッチビッチビッチビッチビッチビッチビッチビッチビッチビッチビッチビッチビッチビッチビッチビッチビッチビッチビッチビッチビッチビッチビッチビッチビッチビッチビッチビッチビッチビッチビッチビッチビッチビッチビッチビッチビッチビッチビッチビッチビッチビッチビッチビッチビッチビッチビッチビッチビッチビッチビッチビッチビッチビッチビッチビッチビッチビッチビッチビッチビッチビッチビッチビッチビッチビッチビッチビッチビッチビッチビッチビッチビッチビッチビッチビッチビッチビッチ死ね。」

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