第3話
今日は、何をしよう。
俺は、やる事も無く、館内を歩き回ってた。
そして、母親と遭遇した。笑顔で手招きしている。
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l 野生の母が現れた。 l
l▷戦う l
l▶逃げる。 l
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迷わず逃げるを選択。
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lフレムは逃げた! l
lしかし、母に回り込まれた! l
lどうする? l
l▷戦う l
l▷逃げる l
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仕方ない。戦うか。
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lフレムはフレムエルクティックガンを l
l撃った。しかし。効かない。 l
l母の攻撃。背負い投げ。受け身ができず l
l1000ダメ食らった。フレムは戦闘不能 l
lとなった。 l
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「くっ!何だよ!」
「いい知らせよ」
「やだ!」
「あなたシリアと婚約する事になったの」
「え…」
「フレム?」
「な、んで?」
「ラブラブだったから。」
「ふざけんなよ!」
「あなた実の親になんて事言うの!」
「うるせぇ!実の息子に背負い投げした上に勝手に結婚されるんじゃねえ!」
「フレム…。世の中にはそんな理不尽な事もあるのよ」
「フレム。タイフーン。ウォールオブフレムズ!」
「ふぅ。消えない。フレム!ちょっと!」
「スコーチングヒール」
「熱い!」
俺はその間に出ていった。
「で、逃げてきたんだ?」
「そう」
俺はセインの部屋に逃げていた。
「まぁ、別にいいんだよ?お義母さん、本当に急に決めたりしてくるもんね」
「あぁ。そうだよ」
「でも、フレムにも責任があると思うな」
「…それはまぁ、そうだけど」
「一目惚れした人からそんな明らかに避けられたら誰だって嫌なんだよ」
「…」
「ねぇ、フレム君。フレム君は、本当は分からないんじゃない?愛するって言う事が」
愛する。
それは重い。
気軽に持っては行けないもの。
そんなのを3人の女性に持たれたら誰だって分からなくなる。
胸の鼓動は本当に恋なのか。
ただ緊張しているだけ。
勘違いしてはいけない。
「分からないよ。俺だってこんな愛は向けられなかったんだ」
「それなら分かって。私達はフレムが分からない気持ちを持っているって事を」
「…」
分かろうとしなかった事を分かろうとする。
それは無知で持ったことなくて間違った形の物。
そうだ。俺は無理に答えを出さなくていい。
それが、今の最適解なのだから。
「行ってきた方が…いいかな?」
「そう、だろうね。さっき、家に上がっている所を見たから」
「ッ!?それは本当か!」
「うん。多分、答えを聞きたいなら盗み聞きはする子だから…」
「クソっ!」
「行ってきて。彼女は他でも無いフレム君が欲しいんだから」
「わかった。行ってくる!」
そう言って走っていく。
「私も欲しいけど今は我慢しなきゃね」
「シリア!」
「どうしたんですか、フレム様」
シリアは何処か、暗い顔をしていた。
しかも呼び方まで違う。
「シリア!ちょっと待ってくれ!」
「良いんです。分かってましたから。あなたが私の事を嫌っているのは」
「違う!」
「なにも…!なにも違くないじゃないですか!」
「…!」
「私は、もう、関わりません。今までありがとうございました」
俺は、たまらず、シリアに抱きしめた
「ごめん。俺は何も分かってなかった…!シリアの気持ちも、俺の中の気持ちも。今でも分からないんだこの気持ちは愛なのか、それとも他の紛い物なのか。だから答えを出せるまで、一緒にいてくれないか?」
「…分かりました。でも、後戻りはできませんよ?」
「ああ、それでいい」
それを待っていたかのようにシリアは微笑む。
「じゃあ誓いのキスでもしましょうか?」
「え?そんなのするの?」
・・・。
「緊急収集ー!セイン!ティル!」
「お呼びでしょうか?」
「どうしたの?」
「あなた達、結婚する時キスしてないのですか?」
「はい」
「そういえばしてなかったね」
「「「…」」」
「あ、あのー、」
「「「フレム(君)(様)(お兄様)!キスしましょう!」」」
「来るな!汚される!」
「あなた達!うるさ、スミマセンデシタ…」
「待て!誤解だ!」
「そんなのいいから早くキスしましょう!」
その後なんだかんだで、キスしてません。
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