昨夜助けたヤクザに好かれてしまったのですがどうすればいいですか?
つけだれ
第1話 出会い
「今日の日程調整の話、すごく長かったな…」
そんなことを思いながら、いつもの帰り道を少し早く歩く。
時刻はもう23時を回っていて人通りも少なくなっていた。
いつもは通らない道、今日くらいは通ってもいいよね…?
最近よくない噂を聞く歌舞伎町の路地裏。
その近くに私は住んでいて、ちょうどその道を通るといつもの道より早く家に着くことができる。
そして、その道を通ろうとした瞬間…
ガタッ
突然、物音が聞こえた。
「っえ、なんの音…?」
私はその時、路地裏を通るのを躊躇ったが
意を決して通ってみるとそこには血まみれで倒れている男の人がいた。
「!っあの!!大丈夫ですか!?」
呼吸が浅い…っ、とりあえず私の家にこの人を連れて行こう…!
手荒くなってしまうが、その人を引きずって自分の家になんとかして運んだ。
__________________
「よし、これでなんとか大丈夫かな…?」
家に入ってすぐにその男の人をベットに寝かせ、手当てをすることができた。
明日くらいには起きるかな。
そう思い重くなってきた瞼を閉じた。
ん…なんか体が重い…?
「?起きたか?」
そう言って私のことを見る男の人。
「あ、、、お身体大丈夫ですか…?」
「………アンタは命の恩人だ。俺と結婚してくれ!」
私の言葉を無視して彼はそう言った。
……は、結婚!?!?!?!?
どうしてこんなことに………!?
続く
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