第2話魔法の練習
二年後…
今日は魔法の練習をしたいと思います(隠れて)。近くの森に来たわけですが、今日はね、風魔法の特訓をしようかな。
全適正の僕からしたら、普通の人より努力が倍になるから大変だな。てか、魔力足りるのか。
まあ、小さい頃から特訓しとけば魔力が増えるって本に書いてあったけどあれも怪しいんだよな。まあ、やるに超したことはないか。
「んー、今日はこれくらいにしておきますか」
前に遅く帰ったら母さんに泣かれちゃたからな。
美人が泣くのをみるのは辛いし母さんには心配かけたくないからな。でも、魔法の訓練だけはさせてもらうよ。
帰宅途中事件は起こった。
家目前の場所で美女に、
「ねぇ僕、お姉さんといっしょに遊ばない」
これは、俗に言うナンパ(誘拐)かよし、逃げよう。
「逃がせないよ」
普通に追いつかれ、手を掴まれてしまった。
「やめて、お願いお姉さん」
精神年齢は高いのに、体に引っ張れたのかつい、涙が出てしまった。
「ふふ、可愛いわーこの子可愛がってあげるわよ」
「辞めなさいそこの女、男の子を誘拐なんて重罪よ」
あれは近所の女の子確か、
如月桐花って子か、助けてくれたのか。
「うるさいな。ガキは黙ってろよ」
「お巡りさん、ここに犯罪者がいます」
「ちっ」
如月桐花ちゃんが声を張り上げるとお姉さんは逃げてその後桐花ちゃんが泣いている僕に声をかけてくれる。
「蒼真くん?大丈夫もう、安心していいよ。」
優しい子だな、この子といると何故か、安心する。
「?蒼真くん恥ずかしいよ」
つい、さっきのことが怖くて抱きしめてしまったよ。ごめんね、気持ち悪いよね。
「ごめんね桐花ちゃんいきなり抱きついて気持ち悪いよね」
「ううん、大丈夫だよ蒼真くん」
何故か桐花ちゃんの顔が赤く見えた。
落ち着くまで桐花ちゃんに抱きしめて貰いようやく落ち着いた頃に母さんが来た。
「蒼真?どうしたの」
桐花ちゃんが事情を説明してくれた。
「嘘そんなことが」
「桐花ちゃんありがとね。今度お礼をしに行くわ」
家に帰ると母さんに一週間家から出てはダメといわれた。
さっきは怖かったけど魔法を使えればいけるでしょ。
でも、母さんの言うことは聞いておこう。
翌日「暇だな。家で使える魔法でも使うか」
一週間後僕達は桐花ちゃんの家に行った
「このたびは蒼真を助けてくれてありがとうございました」
「ありがとうございました」
今日は桐花ちゃんにお礼をして母親たちは家でなんか知らないけど会話をしていて、僕たちは庭で遊んだ。
「男の子と遊ぶなんて初めて」
「俺もこんな可愛い子と遊べるなんて幸せだよ」
「蒼真くん私のこと可愛いって思ってるの?」
「う、うん。可愛いし、優しいし、強い女の子だと思ってるよ」
「へへ、嬉しいな」
ていうか俺ほぼ初対面の女の子に何言ってるんだ?
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます