14.愚考 ~航行士より~
確かに「死んだ」と思われていた人たちが 実は宇宙人に連れ去られただけで 今も「生きている」と知ることが出来たなら・・・
そんな馬鹿げた考えが 亡くなって久しいあの人たちの死や いつかいなくなってしまうその人たちの死を 未だに どうしても 信じられずにいるこの僕を たった一度だけでも 確かに救うことが出来るから・・・
生き返らないどの人たちの生も感じていたかった僕は その為にまた 馬鹿げた考えを 新たにまた 前頭前野へと吹き込むのだった
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