アイドル再生
クロミネ・タイガ
第1話
「キャ...キャーー!!」
「誰か!誰か救急車を呼んでくれ!」
"ザワ..ザワ..ザワ”
ピーポーピーポーと救急車の音がだんだんと近づいてきた。
「大丈夫ですか?聞こえますか?」
目を開こうとしても開けない。音はどんどん遠くに行ってしまう。
'あれ、どうなって……そうか。俺は車に轢かれたのか。早く、早くアルバイトに行かなきゃいけないのに’
意識が遠のいていく、、、。
目を覚ますとそこは見慣れない部屋が広がっていた。
「うぇ........」
気持ちが悪いし、吐きそうだ。口に手を当てながらベッドから起きて、近くにあったペットボトルの水を手にとり水を一口飲んだ。
「ゲホッ ゲホッ!!」
な....なんだこれ!? どうなってるんだ?
ドン!
⭐︎はじめまして⭐︎
(死亡 キム・ジフンさん!)
これよりクエスト「アイドル練習生」を開始しま す。クエストを受諾しますか?
「はい」 「いいえ」
'え、、、?クエスト?’
ゲームや漫画によく出てくるクエストという文字。目の前に現れたこれはなんだ?夢か?
「説明」
キム・ジフンさんの不運な死を哀悼し、クエスト
を通じてあなたの夢を実現するためのお手伝いを します。
’不運な死?..そうか、俺は死んだのか。’
「クエスト」
説明は終わりました。
クエスト開始までカウントダウンを始めます。
残り1分
’い、いやいやいや...ちょっと待て。まだ説明が’
59秒・・58秒・・57秒・・56秒・・55秒
’まっ待ってくれー!!’
理解が出来ない。まず、アイドル練習生って...
3秒・・2秒・・1秒・・0
クエストの参加にご協力感謝します。今後の成功 を心から願っております。それでは。
’話を聞けよ!...なんなんだ、今のは一体’
目の前に急にクエストが出てきたと思えば勝手に説明をしてからいなくなりやがった。とりあえず、今の状況を把握しない、と?
おいおいまじかよ!?別人になってる?!?
自分の顔を鏡で何度見てもイ・ミンギュになっていた。
’いや...待て’
なぜ別人であるこの顔がイ・ミンギュであると分かった?こんなに整った顔が自分の顔なん、て、、、
その時、死ぬ前に警備のアルバイトをしていたことを思い出した。
’そうか...’
どうも見たことのある顔だ。
なぜなら...人気アイドルグループフィズスワンのメンバーだからだ。
アイドル再生 クロミネ・タイガ @ttttaigaaaa
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。アイドル再生の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます