第11話 ポミのASMR

 夜の勇者様と私魔物少女ポミ。私は12歳位の人間の姿になり勇者様の寝室に潜り込むのです。


 勇者様は慌てましたが、これも約束です。うんとエッチな声を浴びせます。


「勇者様? もっと、もっとですッ!」


「勇者様? そ、れ、は、こうです!」


「勇者様ァ! 私は? 合格ですか?」


「勇者様のエッチッ!!」


「勇者様? そこですッ!! そこそこッ!!」


「勇者様??!! 私を抱いてください!」


 勇者様が寝る前に私は勇者様の隣で嘗めかわしい声をあげるのです。私はあのハレンチ王女と違って何もしませんが、勇者様は私の声だけでぐだぐだになってしまわれます。


 この夜を修行のように耐える勇者様。


 勇者ダン様はカッコいいです。


 次の日。王国の御触れで打倒勇者のパーティや森のモンスターを倒して町で魔法札を売りました。札の威力は尋常じゃないようで良く売れます。良かった。今月食いつなげそうです。


 言ってなかったけど。数年前よりサルッサ王国よりお触れが出ており勇者ダン様を倒したものにエメラルディア王女と結婚が出来るそうです。ダン様はお尋ね者です。まあ、御触れ自身エメラルディア王女の独断らしいので良い気味です。


 あの御触れさえ無ければ勇者様はモテても良いはずでした。


 勇者様は頑張ってます。


 ポミは魔物なので言わば勇者様のペットです。


 いつか勇者様にも綺麗な彼女が出来ます。


 その時ポミはポミはその時までついて行きます。


                   続く

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