私への応援コメント
他の作品も読ませていただいている私には、一連の根底に流れるテーマを色濃く感じてしまいました。
あるいは、この作品は他の作品とは違った意味で書かれたものなのかもしれませんが、私にはやはり同種の苦悩と違和感と不同一性というものを感じずにはいられませんでした。
人によっては、その違和感を常識の枠の中に閉じ込めて、自分を押し留めて生きていく人も多いのではないかと思います。
私は、明確にそうであるわけではありませんが、ふとした時にそういった感性や或いは性癖?のようなものがにじみ出てくることがあります。
いい年して、かなりの異常だと思いますが、この年齡になるまで自分の中にあるものを上手く解消できてい無かったような気もします。今は、環境がそれを許してくれているので案外快適に暮らしておりますが、普通の暮らしをしていたらずっと封じたままの感覚だったような気もします。
ひとつだけ、笑って流してくれるとありがたいのですが……
背中が割けるような感覚……じつは、私リアルにこれと同じ感覚を味わったことがあります。可愛いと思って買ったぱんつがどうしてもサイズが合わず、無理して穿いたら後ろが裂けた事がありまして……💦
笑うところなんでしょうけれど、尻の大きな私にはサイズの合う可愛いデザインのものが少なく、とても悲しい思いをしたものでした。
かわいい、というものから自分が否定されたようで、とても悲しかったのを思い出します。
私への応援コメント
イベントにご参加くださり、ありがとうございます!鏡の中の私が得体のしれない何かに変わっていく。それが幻覚にせよ、自分ではない誰かにせよ、私という存在が認識出来なくなる恐怖は計り知れないですよね。精神異常からくる日常の恐怖を、私の方でも取り入れてみようと思います。とても面白かったです!
拙作ではありますが、こちらにも遊びに来てくださると嬉しいです!
作者からの返信
ノエルアリさん
イベントお疲れ様です。
コメントありがとうございます。
現実と幻覚の区別がだんだん分からなくなって混乱していく様子、これも救いがないといえるのではないだろうかと思い参加させていただきました。
御作にも訪問させていただきました。コメントも残さず、失礼しました。
私への応援コメント
ゆげ様、「不条理の里第2回」へのご寄稿有難うございます。不気味な変容のイメージが印象的なスケッチでした!ただ、描かれている世界自体には必然性の筋が通っているように思えて、どこが不条理なのかが理解できず、申し訳ございません。
作者からの返信
友未 哲俊さん
ご訪問ありがとうございます。
アイデンティティの揺らぎが見せる願望が鏡の中でだけ実現し、崩れていく様子を描こうと思いました。幻覚を見ながら混乱する感覚は不条理に近いものがあるのではと思ったのですが、友未さまの仰られるように、「世界自体には必然性の筋が通っている」のかもしれません。
またご縁があったときにはよろしくお願いいたします。
私への応援コメント
コメント失礼します。
カクヨムの「二重にタイトルをつけているような題の出し方」には、かねがね「意味があるのか?」と疑問を感じてきた私ですが、本作のような使い方ができるのなら、アリかなと思い直しました。
なにやら独白の中に鬼気迫るものがありますね。語り手となっているのは性自認に悩んでいる人物ですが、幻視している情景はどんな人間でも体験し得る悪夢であり、精神的な危機の象徴図だと思います。ゆえに本作はあらゆる人間の共感を誘う、深い掌編小説たり得ているかと。
正直、「蠱読」の二作のイメージからこの種の幻想文学を紡ぎ出したイマジネーションには驚きました。こんな方法もあったんだなと。体が崩れて背中から何かが飛び出すところは、どちらかというと蛹からチョウが羽化するイメージですが、もちろんこういうリライトも素晴らしいと思います。いささかずれた読み方でしょうが、蛹に意識が残っているのだとしたら、チョウが出ていった後の蛹は何を感じるんだろう、などと想像してしまいました。
本作から読み手が何を感じるかは、もちろんめいめいの個人的なものですが、少なくとも広い範囲の読み手に同じような説得力を持つことは間違いないと思います。その意味で、もうこの文章は、ゆげさんの個人的な手記にとどまらず、すでに「私たち」の文学と呼ぶべき存在になっていると思いました。
作者からの返信
湾多珠巳さん
コメントありがとうございます。
エピソードタイトルにはいつも困ってしまうのですが、今回はホラーテイストにしたかったので、このような形にしてみました。効果が出ているのでしたら、よかったです。
元作品を読んだときに感じたことを物語にしました。バグだらけのバケモノでも、どんな人でも、生きていくしかないんですよね。いろいろ矛盾したことを書いてるなとは思いますが、こうして感想をいただけてほっとしています。
コメントをいただいて気づきましたが、今作だとむしろ蛹のほうに意識がありますね。自分ではない別の何かになりたいという願望を書きたかったのですが、自分自身が別のものになれなかったとしても、何でもないただの抜け殻となって人生を終えるのもいいのかもしれない、とも考えました。
なんだか過大な評価をいただいている気もしますが、読んでくださった方に何かしら響くものになっていれば嬉しいです。
お読みくださりありがとうございました。
私への応援コメント
企画へのご参加、ありがとうございます。
拝読しました。
雪だるまと虻の話をチョイスされていて、どう絡めるのかと思っていましたが……なるほど。自身が変化していく不安、変貌への恐怖という捉え方ですね。なるほど、面白い。
全て幻覚、幻想と読むことも出来ますし、思春期の不安定さも感じ取れます。或いはゆげさん得意の性不一致の感性とも。物語と言うより詩に近い雰囲気も琴線に触れました。
これまで読んだゆげさんの作品と一味違っていて、趣深かったです。
作者からの返信
梶野カメムシさん
さっそくお読みくださりありがとうございます。
投票所でもちらっと挙げさせていただいていますが「交代」と「虻」はとても印象に残っていた二話です。
実は…こんなふうに消えてしまえたらいいのに、別の何かになれたらよかったのに、というのが、この二話を読んだときの率直な感想でした。だけど、そういう願望がありながら、実際そんな場面になったら例えそれが幻覚でもきっと怖くなってしまうんだろうなとも思いながら書いたものです。
本来の意図とは違う受け取り方をしてしまったので、こんなの出していいのかとほんとに迷いました…
詩に近い雰囲気ですか、わあ…
たくさん褒めていただくの嬉しいですが、なんだか逆にどきどきしてしまいますね。
ありがとうございました!
私への応援コメント
私はずっと昆虫の変態——特にサナギという過程を経て羽化する、というのを想像するに怖ぇなあ……と思ってました。
ドロドロに溶けて、再構成して別の生き物に変わるんですよ?
似たようなものだとテレポート(どこでもドア含む)が、分解→再構成とか。
自己同一性とは、いったい何に担保されているのだろうか、みたいな。
誰もが私のように感じるとは思わないんですが、そういう恐怖、恐ろしい体験を経てでも変わりたい、生まれ変わりたいという気持を想像するに、なんというか同情を禁じ得ないのです。
この作品の「私」に、自分であっていいんだと思える時の来ることを、またそう思える出会いや環境の変化を祈ります。