灰色
瀧道灰汁
灰色
灰色
誰も教えようとはしない
陰でこぞって誹るだけ
それなら僕が
嫌われていることを教えてあげる
双方から余計な事だと言われても
誰もが見ようとはしない
不都合な世界の真実を
それなら僕が
それを露わにしてあげる
みんなが泣き叫んでも
皮肉めいたことを口にしてばかり
わざとらしい謙虚さも反吐が出る
君のため?いや自分のため?
異端者をいとも簡単に作り上げる君らへの厭気
相手の歪みは自分の歪みにも目を向けさせる
内輪で文句を投げ合ってる君らに
素敵なキャッチボールですね
こんなに上手く投げられるんだって
皮肉めいたことをいう自分は
何様だよって一人で嘲笑って震える
廻りが陰惨でもはや自分も陰惨で
そんな感じなんです
太陽が登るように闇も登っていることが
毎日自分の存在を肯定してくれる気がして
自然と嬉しくなる
傍らで悲しくなる
夜8時半に綴る誰かへのメッセージ
灰色 瀧道灰汁 @MayoidoriTaki
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ネクスト掲載小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます