調剤薬局で非常に不愉快な思いをした事がある。そもそも調剤薬局の窓口では、明らかに不要な会話を強いられる事が多いのではなかろうか。

 病院で医師の診察を受けた際に必要な会話は終わっている。体の具合を聞かれ、診察を受け、医師の診断結果を聞いた時点で話は終わっているのだ。

 ところが、調剤薬局でも同じ会話を要求される事がよくあるのだ。これは二度手間ではないのだろうか。

 薬剤師の主たる業務は、医師の処方箋に基づき、薬を正確に調合する事の筈だ。医師の真似事をするかのように、患者に健康状態を聞くのは出過ぎた行為ではないのか。

 血圧や血糖値等、検査の結果は病院で医師が記録・管理している。一々検査結果や健康状態を薬剤師に報告する義務は無い。

 そういった無駄なやり取りで、私が最も不愉快になった事がある。私は糖尿病を患っているので食事の栄養管理は徹底しているし、健康維持の為、日常的に運動するよう心掛けているのだが、薬剤師から「ちゃんと運動して下さいね」と笑いながら言われたのだ。

 何故私が運動をしていない前提で、しかも嘲り笑うように忠告して来たのか、意味が分からない。

 そもそも、その薬剤師に私の日常生活を話した事は一度も無い。にも関わらず、ろくに運動していないという一方的な決め付けでの忠告である。余りにも失礼極まる発言ではないか。

 どうも私には、そういった輩が医師の真似事をしたがっているようにしか思えないのだ。

 医師の書いた処方箋に誤りがあってはならないから、薬剤師も患者との会話で確認するという主旨は分かる。だが、出過ぎた真似をしてはならない。薬剤師は薬剤師としての役割を果たせばいい。ただそれだけだ。

 何故、態々患者を不愉快にさせる発言をするのだろうか。己の分を弁えろと言われたいのだろうか。不思議でしょうがない。

 そのような無礼千万な輩とは会話する必要が無い。調剤薬局も、近隣に一軒だけではないのだ。他に選択肢があるのだから、無駄な会話をしなくて済む薬局を選ぶだけだ。

 病院に隣接する調剤薬局という立場に胡座をかいていては、商売は成り立たなくなるだろう。私以外にも、薬剤師の無礼な発言によって不愉快な思いをした方は、遠慮無く他の薬局を選ぶべきだ。

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