4.初めての薬草採取と戦闘

◆4.はじめての薬草やくそう採取さいしゅ戦闘せんとう


 わたしたちはむらはたけ地帯ちたいけて、北東ほくとうもり到着とうちゃくした。

 もりはいって、すぐドクダミっぽいしろはないているのをつけた。


「ほら、これがドクダミっぽいはな

「あー。そのはなたことあるわ」

可愛かわいいですわね」


 まわりのすうしょいているので、かれて採取さいしゅする。

 いま採取さいしゅカマとかナイフがないので、わたし根元ねもと慎重しんちょうにつまんでいた。


 ●薬草やくそう

  ドクダミみたいな薬草やくそう。とてもしぶい。

  種別しゅべつ素材そざい

  レア:1  ランク:2

  HP回復かいふく:10上昇じょうしょう

  満腹まんぷく:5上昇じょうしょう


 三つずつ三にん合計ごうけい採取さいしゅできた。

 スキルを確認かくにんすると「採取さいしゅ:Lv1」がえている。

 つぎさがそう。

 どんどんあるいていくが、まったくつからない。


『ピニャ』


 なんか突然とつぜんおおきいしろいウサギがしてた。


『ピニャ、ピニャ』


 へんごえだなぁ。でも可愛かわいい。


 わたしばそうとすると、突然とつぜんタックルされた。


 キャラクター:ミケ

 HP:92/100


 なんか8のダメージをらった。


「モンスターあつかいみたいだね。わたし、8のダメージ」

「ほー。HPならえてるよ」


 HP、MPなどは、パーティーないのメンバーのあたいちかければ表示ひょうじされる。

 とりあえず、前衛ぜんえい交代こうたいたてのサクラちゃんをまえにする。

 そのよこから、クルミがやりいた。


 てきのHPとダメージなどふくめ、情報じょうほうがあまり表示ひょうじされないようだ。

 このゲームは結構けっこうむずかしいかもしれない。

 名前なまえ表示ひょうじされている「もりラビット:Lv1」ふむ。


「サクラちゃんどいて、魔法まほう使つかう。マジックボール」


 わたしつえかまえて魔法まほうとなえる。するとしろまるかたまりが、まえにできて、ウサギめがけてんでいった。


「はー。いてるかからんね」

「そうだね。とりあえず頑張がんばろう」


 わたしたちは、やりとマジックボールを何回なんかい使つかい、やっとラビットをたおした。

 ラビットは力尽ちからつきてたおれている。

 一番いちばんちかいサクラちゃんがラビットにをかざすと、ホログラムの表示ひょうじる。


 ・ドロップ取得しゅとく


 とだけ表示ひょうじされているので、サクラちゃんがタップした。

 ウサギがえて「ウサギのにく」「ウサギの毛皮けがわ」がのこる。

 サクラちゃんがストレージにしまい、アイテムのホログラムをせてもらう。


 ●ウサギのにく

  料理りょうり材料ざいりょうなまではべないほうがい。

  種別しゅべつ素材そざい

  レア:1  ランク:2


 ●ウサギの毛皮けがわ(しろ)

  装備そうび家具かぐ材料ざいりょうとなる。

  種別しゅべつ素材そざい

  レア:1  ランク:2


 このゲームではとかの流血りゅうけつ表現ひょうげん制限せいげんがある。

 解体かいたいもホログラムメニューを表示ひょうじするだけみたいだ。


 MPが5っている。


 とりあえずつぎだ。つぎ

 そのあと、ウサギを四ひきたおして、やっとドクダミをつけた。


「やっとつかりましたわ」

「はー。やれやれだぜ」


 そこは群生ぐんせいで、ここでは薬草やくそうが十五れた。

 全部ぜんぶらないのがマナーらしいので、まだのこっている。

 とりあえずかえそう。

 ステータスをると「マジックボール:Lv2」になっていた。


 村長そんちょうたくもどってきた。代表だいひょうしてわたしはなしかける。


「ただいまもどりました」

「ミケさん、クルミさん、サクラさんじゃったかな」

「はい。薬草やくそうってきました。全部ぜんぶで二十四ってきましたよ」

「それはありがたいですじゃ。では二十頂戴ちょうだいしよう」

薬草やくそうってなに使つかうんですか? そのままだとしぶいそうですね」

「うむ。これは5きゅうポーションにするのじゃ。わしは薬師くすしをしているのでな」

「おじいちゃん、それわたしもお手伝てつだいしていいですか? 生産せいさん興味きょうみがあるんです」

「ほほう。向上こうじょうしん大事だいじじゃ。どれ、ほどきするからやってみるのじゃ。三にん順番じゅんばんじゃ」


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