誰もが一度は通る道

 生き物全体でみると老化や寿命って当たり前ではない。
 だけど死について考えてみるのも面白い。
 大腸菌などの単細胞生物は老化や寿命がなく、何らかの要因で死ぬまで永遠に自分のクローンを生成し続ける。いわんやガストン=ネサンが発見したソマチッドならなおさら。
 海で暮らす、海綿生物、サンゴのような無脊椎動物、魚は老化しませんが、それでも外的要因により死ぬ。

 人間をはじめとする多くの生き物は、他の個体とDNAを交換するという機能により、自分に無い免疫や能力を獲得し様々なリスクに対抗できるように進化した。

 でも、それと引き換えに老化や寿命に縛られることになった。
 そんな生き物の最上な死って何なのでしょうね。
 小説書く人なら考える価値はあるでしょう。登場人物に重みをもたせることができるかもしれません。