第4話秘宝のアングリー

アングリーグリスビー、ブーメランにランデブー

くるっと回って、返ってくる秘宝は、何処に、漆黒の

形に帰って、内密な濃厚のトレジャー

レジャーに出かけて、かけるハンガー賭ける瞬間にもつ煮の匂い。

猛々しく捩らせる時間のクレバー

身をひねって、回転する木馬のスレイバー

淫惨な容姿につまようじの挟まる歯茎の間に、歯垢の歯ブラシ、それから磨くエナメルのつるっとした滑らかな歯触りに、齧る果肉は、リンゴの酸味、味わう気分は、クレンジング、レンジの狭い歯の間、並びの悪い坊やには、まだ早い逸脱のトランスバック。

バッグに詰めた無駄なもの、弾けて、リンゴの皮が、すっと入った甘味のないスパイス、スパイクを蹴って、血を蹴る。歯槽膿漏、ノイローゼ、のろのろの車に引かれて、飛び散った血は、ばらけた韻文の韻を踏まないブレイクエラー

えらの張った女が、林檎を頬張って、あごを外して、てんてこ舞いの舞妓さん

踊りも消えて、しらけた場に、しけたシケモク灰皿に捨てれば、女をおいて、逃げる男は、頓馬な指で、震える人差し指に挟まった爪垢、あるいは、マニキュワをはがすような気持ちで、つまようじを取って、垢を掻きだせば、すっきりして、明日を迎える。女のクレンジングに時間がかかるから、待てないホテルの一室で、財布を探れば、秘宝のトレジャー。

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