未来の姿

 とある孤島に一人で住んでいる男がいる。そこはかつて最先端の島と言われた。商業、産業、娯楽まで全てのことを味わえる夢の島だった。ところが歯車が一つ狂うとあっという間に衰退してしまった。今では廃墟に緑が生い茂る島となったが、男は『今でもこの島が世界の最先端、未来の姿だよ』と言った。

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