危険な香り
醜い戦争の最中、その花は咲いた。花は自らの身を守るため、人間を魅了する香りを放つように突然変異した。その日から花は手厚く保護され、肥えた土と栄養を与えられた。日に日に激化していく戦争の中、花は数を増やし綺麗に咲き乱れ、人間たちは今日も花を奪うため戦争をしている。
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