第65話 かけがえのない日々、会いたい人たち
「おはよう皆〜元気〜?」
皆の元へ向かうと皆起きてたので声をかける
「これが元気に…見える…?」
「10日間って何だよー性欲の化身すぎんよリョーマー…」
「リョーマ兄さん…あのもっとこう手加減を…」
「体が痛いです」
「動けないでござるー」
「良し!皆元気だな!」
「今何を見たんですか?」
理想の反応を幻視してたよ
「定期的にしないと…私たちが死ぬ…」
「毎日ローテーション組んで対処に当たろう」
「それがいいと思います」
「扱いが猛獣のそれじゃない?」
悲しくなっちゃうよ俺
「恨むなら自分の性欲を恨んで」
「そうそう」
「ですね」
「そうでござるな」
「味方は居ないの?」
「ご主人様」
「っ!メイ!」
もしやお前は味方…!
「無尽蔵なご自身の性欲を恨んでください」
「メイお前もか…!」
味方なんて居ないんやなって
話し合いの末毎日誰かしらが相手をすることになった。俺なんだと思われてんだろ本当に
それから午前中は雑談したり試合したりして午後…と言うより夜は誰かとヤる日々が14年程続いた
「うーんもうこっち来てから30年もたったのか…」
「大分経ちましたね」
「まさか30年で…30年でここまで強くなるとはね」
「過去に飛ばされる前のご主人様が見たら空いた口が塞がらなさそうですよね」
「それな」
「未来ってどんなとこだったの?」
「この時代だと考えられんくらい科学ってのが発達してなぁ…まぁ後170年もしたらそうなるよ」
「えーっとじゃあ来てからかかった年を合わせると…200年前から来たんだね」
「最近結構ホームシック気味なんだよねぇ」
ルカとシロと真菰と晴ちゃんとおじさんに会いてぇよ俺は
そんな事を話していると空間が歪んで刀華らが出てくる
「ん?何何ー?何の話ー?」
「あれ?もう終わったん?」
「えっそんなすぐ終わってた?こっちだと2日くらい戦いっぱなしだったんだけど」
「2時間くらいだったな」
「こっちの1日1時間かぁ…」
「今日はどっちが勝っ…いや刀華らの勝ちか今日は」
ゴマちゃん項垂れてるしな
「悔じいでござる…」
「昨日負けて大分悔しかったからね!頑張ったよ!」
「ふふ…勝利…」
「流石に疲れましたよ私は…」
「体力…足りてないんじゃない?」
「私は貴方たちみたいに前線でバリバリ戦うタイプじゃないんですよ残念ながら」
刀華たちが出てきた空間はメイが作った時間の流れを歪めて周辺に被害を出さないためのものだ
ゴマちゃんが来てからの1年ほどではないがこの14年で着実に成長しまくってるため正直隔離しないと周りに対する被害が凄すぎるのである
「次はリョーマと戦いたいな私!」
「最近刀華ら強くなりまくってるから決着が付きそうにないんだよなぁ…」
弱装つけてたらボコボコにされるしつけなかったら拮抗して体力切れでしか勝負つかんし魔装重ねがけしたら圧倒しちゃうしで難しいんだよなぁ
「やろうよー」
「なんでそんなに刀華は元気なんです?私ヘトヘトですよ本当に」
「うーん…根性?」
「根性でどうにかなる問題じゃないですよこれ…」
結局戦う事になって10日の激戦の末体力切れで俺が勝った
「つっかれたー…あぁありがと須佐之男君…また呼ぶよ」
「…」こくり
須佐之男君を送還して一息つく。最近の須佐之男君の活躍は凄まじく1人…まぁいいか1人で、1人でスルトと創華を抑え込める…なんなら押し切ってくれる。まさか成長するとは思ってなかったけど嬉しい誤算である
ちなみにスルトも昔と比べたらめちゃくちゃ強くなってる。多分進化したばかりの頃なら魔装の重ねがけしなかったらボコボコにされるくらいには強くなった
まぁそれよりも刀華と刀堕と創華とゴマちゃんの成長の方が凄いんだけど…まぁそれは今更だからね
「あっおかえりなさいませ皆様。ご飯出来てるんで水浴びしてから座ってください」
「「「「はーい」」」」
4人で水浴びをしてから席につき皆で飯をかっ食らう
「疲れた体に染みまくるな飯…」
「10日間も戦い続ければそうなりますよ…」
「決着が全然つかなかったから仕方ないんだよね」
「リョーマ…強いから…」
「いや俺曲がりなりにも神だし…食らいつけるお前らの方が可笑しいようん」
「不死って良いよね」
「不死同士の試合でなおかつ魂に対する攻撃と精神攻撃への耐性がありまくるから泥沼なんだよ毎回」
数年前に知ったが何故か眷属にしたものには洗脳や精神攻撃への耐性がついてるようで懸念点の1つだったものがなくなって嬉しい
精神衝撃を時間稼ぎにゴマちゃんの分身に放ってから気がついた
ゴマちゃん今分身の数数えれないくらいまでなっちゃったから泥沼度が高いんだよね
全部本人が動かしてるから統率の取れ方が尋常じゃないし…怖いなぁ本当に
「…ん。何でござるかリョーマサマその目は…」
「いやなんでもないよ?」
「何かありそうでしかないでござるなぁ…」
「いやぁー上手いなこの飯」
「話題の替え方雑すぎるでござるよ…」
そんなこんなでご飯を食べ終え今日の当番のイクシオンに溢れ出んばかりの精を吐き出し、イクシオンが寝たのを確認してから皆が寝ている所へイクシオンを連れて行って少しその場を離れて一服する
「ふぅー…」
ノリと勢いで作った体に悪い要素が欠片もないこのパーフェクト煙草。吸ってると気持ちよくなれるので作ったその日から1週間に1回くらい皆から離れて吸う日々を送っている
ここに来てから早30年が経ち、色々な事があったがそろそろマジのガチでホームシックである。しっかし恐らく未来的に刀華らとゴマちゃんは未来に連れて行けるけどイクシオンとメイは連れて行けない可能性があるんだよなぁ…
170年も2人を放置するなんて割と心が死ぬからキッついんだよなぁ…
そんな事を考えながら今日も煙草の煙を吹かせる
「今よろしいでしょうか新たなる神よ」
知らない声が近くで聞こえた
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カァッ(モチベに繋がるので感想や星ください)
カァッ(また…新キャラ…?)
カァッ(多分あと1話か2話で未来に戻ります)
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