第57話 雑談回
「ご主人様進化したら何になるんですかねぇ」
「ゾンビの次なら吸血鬼とかじゃない?ファンタジー小説だとそんなんばっかな気がするし」
何でなんだろうねあれ。まぁそれ以外にゾンビの進化って考えると存在しないんだけどさ
『ファンタジー小説って何ー?』
「…そういや未来の知識って師匠に教えていいの?」
「大丈夫…ですよきっと。何かバグって強い怪異とかでても基本勝てますし大丈夫です」
『今結晶なんだけど私』
「俺も今体がぐっちゃぐちゃになってるからまともに戦えそうにないしなぁ…もしもがあれば頼んだぞメイ」
「見せますか私の戦闘力…」
「期待してる」
「まぁ多分全盛期の刀華様やご主人様には勝てませんけどね」
「俺らはほら…別枠じゃん」
師匠はバグとしか言いようがない戦闘の才能があるし俺は不死身で常に限界を超え続けれるから…
「それにしても後3日程で進化完了しますけど痛みはどんなもんなんですか?」
「うーんまぁもう慣れたかなぁ…考えられないくらいの痛みは常に走ってるけどまぁうんいつもの事だし」
「イカれてますねぇ…」
『イカれてるね』
そんなに…?
「魔力通してより良い進化しようとしてるんだけどさぁ…なぁんかこのまんまだと足りない気がすんだよね」
感覚的に前戦った龍王君くらいまでの位階には行けそうなんだけどそれを超えられそうに無いんだよなぁ…何かが足りないんだよな
「何を目指してるんですか?」
『神にでもなりたいの?』
「神…」
成程神かぁ…ふむ
「なぁメイ」
「なんでしょうご主人様」
「何でも良いからお前の体液取り込ませてくんない?」
「気でも触れましたか?」
「確かに言い方最悪だったな」
『シンプルにキモかったよリョーマ』
「心が痛てぇ…」
ワードチョイス全部ミスったな今
「で何です?藪から棒に」
「感覚的に今のままだと行けて王種なんだよ俺」
「はいはい」
「でももっと上目指したいやん?んで王より上ってなると神になると思うんだけどさ。神になるにはまだ足んないみたいだからどうそれを埋めるのか考えた訳よ」
「ふむふむ」
「なら神の1部取り込めば足りるんじゃね?って」
「もっと言い方考えましょうよ」
「それはそう」
テンパってたんじゃね?知らんけど
「まぁそう言う事なら全然大丈夫ですけど…どの体液が欲しいですか?」
「選ばせてくんのやめてぇ?」
「涙、汗、唾液、愛液、好きなものをお選びください」
『どれにすんのリョーマ』
「どれ選んでも変態のそしりを免れそうにないな」
詰みかな?
『大丈夫リョーマが変態なのは知ってるから』
「今更何言ってるんですかご主人様。あんなに熱い夜を過ごしておいて」
「師匠は良いけどメイにそれ言われんの釈然としないなぁ…」
基本お前の方が変態じゃん…
見てくださいよこれ!って言って全裸でジャックオーポーズした時思い出せお前
「どれにします?オススメは唾液ですけど」
「何でオススメそれなん?」
「キスするだけで取り込めるので。他は準備に時間が…」
「じゃあ唾液で頼むわ」
「では遠慮なく」
そう言いメイがこちらに近付き唇を重ね俺に唾液を送り込んでくる
『ぐぬぬ私にも体さえあれば…!早く戻ってくれ私の魔力ー!』
唾液を流し込まれること早30分、頭の中で何かがハマったような音がする
もう十分だと伝えようとメイの背中をポンポンと少し叩く
意図を読み取ってくれたのか目を合わせていたメイがこくりと頷く
流石メイ…早15年の付き合いになるからかしっかりと俺の意図を読み取ってくれるな
そっと口を離したメイが俺の前で急に服を脱ぎ始める
「………なんで!?」
「えっキスしてムラついて来たからお前の体寄越せのメッセージを感じとったので」
「送ってねぇよそんなメッセージ!」
駄目だ15年経とうと何も読み取ってくんねぇこいつ!
『見るしか出来ないのが悲しいよ私は』
「元の体に戻れたら刀華様も一緒にしましょうね」
『うん…』
もうなんか止まらねぇなこいつ
俺の体の中身がぐっちゃぐちゃになってる最中なの忘れてんのかな
「さぁS〇Xしましょうご主人様」
「言葉を慎んでくれ頼む」
直接的表現すぎるよ
「えっ…しないんですか?」
「…します」
魅力的なメイドに誘われて男が抗える訳も無く…
40時間くらいノンストップでヤッた後汗を拭いその辺にあった池で水を浴びる
「ご主人様元気すぎません?私もうヘトヘトなんですけど」
「ほぼ無尽蔵だから俺…」
『ずっと見せられてた私の気持ちも考えてよ』
「元の体に戻ったら幾らでも相手するようん」
『本当に幾らでも相手してくれそうで怖いよ』
「なはははは」
ドンと来いですわ
水浴びが終わった後未来の話とか色々しているといつの間にか時間が経ち進化が始まってから1週間が経った
「んでそん時に頭をねじ切ってダゴンに投擲を……お?」
ダゴンと戦ってた時の話をしているとドロリと腕が熔け地面に落ちる
「進化が佳境に入ったって感じかなぁこれ…ちょっとグロそうだし閉じこもるわ。進化終わったら出てくる」
そう言い大地に魔力を流して自分を覆う箱のようなものを作りそこに閉じこもる
空気穴を作るのを忘れてちょっと苦しかったので上の方に少し穴を開け腰を落ち着ける
ドロドロに溶けて再構築されを繰り返し段々と体が作り替えられていく
痛みが更に強くなってるはずなのに意識の1つも落ちないし結構暇になってきたな…
暇なので地面に絵を描きながら時間を潰す
渾身の絵が出来る度に溶けた体がそれを上塗りして行くので悲しい
しょぼんとした顔をしながら進化が終わるのを待つ
そこから3時間程立った頃進化が終わったので箱から出る
「終わりましたかご主人様」
「おう」
「なんかこう…禍々しい見た目になりましたね」
「…まじ?」
「魔装が全身にかかってるような見た目ですね」
「双星の陰〇師の石鏡〇斗の全身ケガレ化みたいな感じか」
「そんな感じです」
『禍々しいけどかっこいいよリョーマ』
「ありがとう師匠」
さぁ能力の確認すっか
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カァッ(モチベに繋がるので感想や星ください)
カァッ(主人公の性欲には底がありません。理由としては死ぬ程の痛みが常に走ってる事によって生存本能が活性化してるからです)
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