第41話 回復魔法と魔法少女
「リョーマー…おんぶしてー」
「確かに歩けねぇか足ねぇし…おけ連れてくわイクシオンの所まで」
「助かるー」
呪装を纏った足を切り飛ばしたことによって足が無くなった師匠をおんぶしイクシオンの方へと向かう
イクシオンはあれから修行を重ね例え四肢が無くなろうと再生させる事が出来る
凄いよねー
「足治したら呪装っての無しで戦おうよ」
「おけっす」
不完全燃焼だったもんね
「おーいメイーイクシオーン」
「あれ?どうしたんですかご主人様…速…えっ何してるんですか」
「俺のせいではないんやけどあんまり。そんな目で見んといて?」
「ごめんイクシオン師匠の足治したってくれん?」
「まだ1分も経ってないと思うんだけど…分かった。ちょっと待ってね『ヒール』」
「んー暖かい」
「暖かいの?ヒールって」
「ポカポカしてて気持ちいいよ」
「ふむふむ…魔力残量って今どれくらいある?イクシオン」
「え?まだまだあるけど…」
「よいしょっと」
興味が湧いてしまったので左手を溶かしてイクシオンにヒールを頼む
「よろすく」
「えぇ…『ヒール』」
「おぉ確かにこれは…」
「良いでしょこれ」
「これは…良いね…」
「そっそんなにですか…?よし。ご主人様、私の左腕切り落としてください」
「もっと自分の体大事にしよ!?」
「覚悟はいいかい?」
「勿論」
覚悟が出来てるっぽかったので手刀でメイの腕を切り落とす
最近手刀の方が刀よりも威力が出るようになってきた。なんで?
「お願いしますイクシオン様」
「…『ヒール』」
「ふぉぉーこれは良いですね」
「でしょ!」
「良いよなーこれ」
溶けていくようだよ心が
───山の奥に到着後 side真菰
「えーっと神様が言うにはここのはず…なんだけど…あれー?」
「誰も来ねぇし何も聞こえねぇな」
「何かあったんですかね〜」
「まぁもうちょっとだけ待ってみようよ」
私たちが神様に言われた山の奥に到着してからもう10分程…何かあったのだろうか神様に
「すみません!ご近所トラブルが長引いてしまって…」
そんな事を考えていると晴と同じ位の身長の幼い子がこちらにかけてくる
…状況的にこの子が神様なのかな?
「こんにちは皆様、遠路はるばるありがとうございます。私は察しが付いて居るかもしれませんが神様をやっております。名前は…シオ…と、申します」
そう言って神様が自己紹介をする
「はじめましてー!光でーす!」
「こんちは神様。私はえーっと…鬼だ。よろしくな」
「私は〜式神です〜」
「私は鉄です神様」
「ありがとうございます皆様…早速ですが何をするためにここに呼んだのか説明致します」
神様が言った事を纏めてみると今から私たちは今から試練を受けるのだそうだ
自分の過去やトラウマと向き合ってそれを打破することによって格が亜神?って言うのになれるらしくてそれになったら1層魔法が扱いやすくなるらしい
「この試練中は時間の流れが変わったりするのでいつ終わるのか分かりません…ここでならフルで力を使えるので今なら断っても私の力で家に帰すことが出来ます」
「困ってる人を助けるためなら試練なんてなんのそのですよ!任せてください!」
「私も別に構わねぇんだけど…私らが居ない間は誰が怪人助けんの?」
「それについては協力者がどうにかしてくれるそうなので大丈夫です」
「んーなら信じるわ。私も参加するぜその試験」
「私も〜大丈夫です〜」
「私も大丈夫です!任せてください!」
トラウマとか自分の心と向き合うとか嫌な予感しかしないけど了真の役に立つために頑張るぞ!
「…ありがとう…ございます皆様…。では」
そう言って神様が私たちの額に触れる
「頑張ってください」
その言葉と共に視界が暗転し気がつけば私は大きな扉の前に居た
──sideシオ
「頼みますよメイさん……あぁもうすっごい不安…」
まだリョーマ兄さんは戻ってきてないらしいけどメイさん1人だとしても不安が止まらないなぁ…
「不安とは心外ですね」
「わひゃあ!きゅっ急に現れないでよメイさん!修行中じゃないの?えーっと…シロさんの」
確かそんな事を言ってた筈だけど
私の魔法伝授させていいか許可取りに来られたし
「ようやく一段落着いたので休憩中なんですよ今」
「そっそうなんだ…で、何しに来たの?まさかそれ言いに来ただけじゃないだろうし…」
「これを言いに来ただけですよ」
「えっ」
そんな事ある?
「それでは」
そう言ってメイさんは颯爽とこの場からいなくなる。ホントにただ心外だって言いに来ただけなんだあの人
昔から変わんないなぁ…当たり前だけど
一応ここに結界張って彼女らがすぐに試練終わった時のために看板を立てて…
よし、ご近所トラブルの対処行こ
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カァッ(今回は時間無かったんで短めです)
カァッ(モチベに繋がるので感想や星ください)
カァッ(予定としては次凛さん咲良さんの試練描写でその次が真菰その次が晴ちゃんの予定です)
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