0.妖力
妖獣は生まれつき、身体に『妖力』を持っている。
妖力とは、妖獣が生きていく上で必要な活力である。
しかし、妖力量は多くなるほど、その扱いが難しいとされる。
特に、大人に成長するまでの間の、子供の時期においては、扱う妖力量のコントロールが不安定な者が多い。
妖力コントロールがうまくいかない場合、精神的・身体的な弊害が伴い、酷い時には、性別が一時的に変化することもある。
白梅の胸には、普段はそれなりのサイズのふくらみがあるはずなのだが。
今はぺったりと跡形も無くなり、代わりに、股の辺りに異物感があった。
「なにこれ……」
白梅は、もぞもぞと衣を脱ぎ、下半身を見下ろして……そっと閉じた。
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