夏が殺しにやってくる

こた神さま

〜始まり〜




今、我々が当たり前のように住んでいる地球。

この地球上の異変に、あなたは、お気付きだろうか?


各国で起こっている災害、事故、事件。

これは、偶然ではなく、必然的に起こっているのだとしたら……?


神の存在を信じる人もいれば信じていない人もいる。

神が初めて作られた人間、アダムとイブ。

この二人は、神の言いつけを守らず、自分達の好きなように暮らした。

その罰で、神は天罰を下し、大洪水を起こした。

神は、自分の作った人間達が余りにも愚かで、その人間を作った事に恥を感じ、全てを無かった事にしたのだ。


それから、幾つもの時が流れ、我々が誕生する。

さて、今、この地球上に住む我々は、神の思い通りの人間だろうか?

自然を破壊し、動物達を無意味に殺し、そして、我がもの顔で、暮らす人間。

空は、工場の煙に覆われ、海は、汚水と化し、鳥や魚達を犠牲にする。


そんな多くの犠牲のもとで、我々は、生きている。

やがて、自分達の手で、自分達の首を絞めるとも知らずに。


いつか、あの時のように、天罰が下るかもしれない。


そんな事、関係ない。いつの事か分からないのに。

等と、呑気に考えてはいないだろうか?


例えば、この夏の暑さ。

異常だと感じないだろうか?

もう、既に地球の最期は、そこまで近付いている。

そう感じないだろうか?


その地球の異常と夏の暑さに、次第に、狂っていく人間の姿をあなたは、今から覗いていくのです。



この作品は、フィクションだが、実際に起こってもおかしくない話なのだ。


では、物語の幕開けです。

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