32 ◆

9月4日。


『冬期限定ボンボンショコラ事件』を少し前に読み終わり、今は『不能共』と『本の背骨が最後に残る』を休み休み読んでます。……他にも読み途中の本や積んでる本があるけれど、その、いいいいつかよよよよみます……。


 推し達の文章最高だなーと思いながら読んでます。空気感が本当に好き。


 背骨の方は短編集で全部ダークファンタジーだからテンション上がります。

『異形コレクション』というホラー系のアンソロジー本があるみたいで、背骨に収録されてるやつ、ほぼ全てそこに掲載された短編らしいです。ちょいグロだけどどれもすっごい綺麗です。


 表題作の『本の背骨が最後に残る』と書き下ろしの『本は背骨が最初に形成できる』が一番好き。


 紙の本がない国が舞台で、そこでは一部の人間が『本』となり、人々に物語を語り聞かせるんですけど、記憶力にも限界はあるから、同じ物語でも『本』によって差異がある。

 差異、いや誤植はあってはならないこと。

 誤植のある『本』をなくすべく、『本』と『本』で闘うことになるんです。拳じゃなくて口頭で、ビブリオバトルみたいな感じの。それでどちらが正しい物語か、誤植のある物語なのか、決めるのです。誤植があると認められた『本』は……。

 この世界観でもっと読んでみたいな。どうしたらこんな感じの話を思いつくんだろう。


 ちなみに、『不能共』はカクヨム発の作品で、カクヨム内で半分試し読みもできるのでおすすめです。ほんと大好き。同じ作者さんの涅槃とドッグシリーズも大好きです。


 ちゃお。

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