第28話 心の置き所はいずこへ
碧央が交通事故に遭ってから1ヶ月は経っていた。
彼が生きているか分からない。
会うことすらできなかった。
結愛は、自分が悪いんだと攻め続けて、
家の外に一歩も出ることができなくなった。
結愛は、これでもかと言うほどの涙も流した。
話を聞いてくれる人も友達もいない。
碧央の彼女には死を望まれた。
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