第27話 心落ち着かない

(私は彼女じゃない。そんなのわかってる)


 結愛はそわそわとした。

 助けてもらったのにお礼一つも言えてない。安否も分からない。自分が碧央の命を奪ったようなものだ。


 買い物に行く途中だったがそれどころでは無く、家に帰り、シャワーを頭から被って心を落ち着かせた。


 結愛は自責の念に駆られ続ける。

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