第14話 戦鬪狂

「ふむ...ただの護衛任務だと思ったが...どうやら面白い動きをする奴が居るようだ。」


「さぁ...楽しませてくれよ?」


クリスに向かって襲いかかる。





「貴様!何者だ、海賊ではないな!」


「誰でもいいだろう?戦えればなァ!もっと闘争をしようか!!」




『期待の照合が完了しました、TS名ファイヤーワークス、傭兵ランキング1位ランクワンです。マスターに勝てる相手ではありません。撤退を進めます。』


「ランクワン!?冗談じゃないぞ、なんでそんな奴がこんな木端な海賊の護衛をやっているんだ!?」なんとか


「どうした?動きが鈍っているぞ?」

なぶり殺しかのように手加減してストライダーを攻撃するファイヤーワークス。

手加減されてもクリスは傷一つ付けられていないことから1位ランクワンの強さがみて取れる。

『マスター!撤退を!』

輸送艦を操縦しているイリスが撤退するよう進めてくるが

こいつランクワン相手に逃げられる気がしない事が撤退したい気持ちを押し殺している。

「こいつを相手にしては無理だ!イリス...あのシステム…は修復しているか?」


『修復していますが....まさか使う気ですか!?無茶です、まだ試験もしていないのに!』



「使うしかない...」

使わなければ...


『「ファランクス!!」』



【FAL-ANK-S】

ディスプレイに表示されたと同時に機体が緑色の光に包まれる

光の正体はS粒子。

第一世代TSのエンジンに使用される特殊粒子である。

そしてその粒子はあるシステムを使用する事で機体の性能を何倍にも引き上げる!!


「お前の機体...第一世代か。いいじゃないか、そのシステム、嫌いじゃないぞ」



「さぁ、もっと力を見せろ!」



『「はああああああああああああああ!!』」


何倍にも増幅された光の剣は敵機のシールドを突破し足を切り裂いた。



つづく

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