見果てぬ夢を挙げさせて

ずんださくら

第1話

この物語は、私が見たどうしても昇華したい夢を元に構成されており、物語としては陳腐で醜悪なお話の集まりです。また、実際の個人名その他の個人情報は全て改変してフィクションとして作り替えさせていただきます。ご了承ください。


さて、今回再現する物語は、「三途の線路」「指名手配の少女」の2本立てです!

さあでは、わたくしの夢の世界を、どうぞ心ゆくまでお楽しみください!



***「三途の線路」***

「さて、やっと終わったね。お疲れ様。この線路を歩いていけば、現世に着くよ。」

「ありがとう。じゃあ、このトロッコに乗っていこうか。」

そうして僕と案内人、そして異界から着いてきた女の子(以下、彼女)は線路を進み、そして現世に着きました。

そこは住宅街の真ん中にある公園でした。

案内人は消えていました。

「あっ!●●!おかえり!」

声が聞こえました。この世界の彼女です。

「心配したぞ!」

「よくやった!」

他にも人が寄ってきて、祝福を受けました。


一通り歓迎が終わると、彼女が歩き始めました。元の世界へ帰るようです。

僕は彼女を追い、少しさっきと離れた場所で呼び止めました。

「最後に一つ、聞いてもいい?」

「何?」


「その…こっちの君に、告白しようと思ってるんだ。僕のこと、どう思ってるか教えてくれない?」

彼女は笑って手を口に当て、言いました。


「それはこっちの私に聞いて」


その後歩き出した彼女を追い、異界に通じる河川敷の一本道、その手前にある「駅」まで行きましたが、いつの間にか異界へ歩き始めてしまったらしく、駅をいくら探しても、彼女はいませんでした。



***「指名手配の少女」***

「司令!青髪の少女を発見!例の重要指名手配犯です!」

「分かった、今行く!」

そういうと、僕は羽を広げてガラスでできた螺旋階段の塔に向かって飛び立った。


硝子の塔、その上の方に青髪の少女がいた。

「見つけた。覚悟しろ、指名手配犯め!」

攻撃を仕掛けようとしたが…

青髪の少女が微笑んだ瞬間、景色が歪んだ。

見渡すと、歪な形の少女がたくさん飛び回っている。

「幻惑系の能力か…!」

「外れよ。私の能力はバリア。誰にも割れないバリアから、光や音を出して立体映像を作っているのよ。」


バリアを割ろうと槍を振り回すが、全く効果は無さそうだ。

その時、仲間の1人が遠隔攻撃を仕掛けた。

「中からがダメなら、外からか。いいな、僕には思いつかなかったわ。」


バリアは割れ、塔は砕け、少女は逆さまに落下していく。

「有り得ない…。」


しかし僕も飛ぶ力など残っていなかったから、為す術なく落下してしまった。

そのときの光景は…実に美しかったよ。


***


いかがでしたか?変な夢でしたね。

次回は「動物抗争」「魔法訓練合宿」を執筆する予定です。…モチベがあれば。

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見果てぬ夢を挙げさせて ずんださくら @Zunsaku

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