最後に

 嗚呼、怒りの日に、彼らの罪はどうなるだろうか。


 宗教は逃げか。信仰は呪いか。いいや、宗教は人格に価値を与えるもの。孤独性を自己が解決する唯一の手段なのだ。


 そうだな、サピエンスは実に愚かだよ。様々な愚物がいる。真理や法を知らないばかりか、求めすらしないではないか。


 だがな、ニーチェ。だからこそ、彼らは必死に生き、働き、息をして、歩くのだろう。それ故に生まれた文明や学問、芸術や宗教、哲学や文化を称賛しないではいられまい。


 ニーチェ。あなたは何番目だ?


 イデアの増大とともに、第七世界の扉、エデンの園配置を迎えた世界(あなたの冴え渡る脳)で、ラカン・フリーズの門を通り抜けた先に、あなたの本来の姿であるもっとも抽象的な概念(=数字、序数)は何番だったか?


 私は7だった。7th。それが私のもっとも抽象化された名前であり、概念であった。


 全ての人に皆数字があるのかは分からないが、あなたが最高天に至った際に思い出した名前は何番目だったか。よければお聞かせ願いたい。


 そして、私を含めて13いる仲間らがまた再会できることを願う。むしろ、人間の人生の単位などを超えた、輪廻や世界や終末を超えた邂逅となろうが、私はその日が来るのが今から楽しみで仕方がない。


 ニーチェ、ここまで読んでくれてありがとう。

 私はそろそろ眠るとするよ。

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