最後に
嗚呼、怒りの日に、彼らの罪はどうなるだろうか。
宗教は逃げか。信仰は呪いか。いいや、宗教は人格に価値を与えるもの。孤独性を自己が解決する唯一の手段なのだ。
そうだな、サピエンスは実に愚かだよ。様々な愚物がいる。真理や法を知らないばかりか、求めすらしないではないか。
だがな、ニーチェ。だからこそ、彼らは必死に生き、働き、息をして、歩くのだろう。それ故に生まれた文明や学問、芸術や宗教、哲学や文化を称賛しないではいられまい。
ニーチェ。あなたは何番目だ?
イデアの増大とともに、第七世界の扉、エデンの園配置を迎えた世界(あなたの冴え渡る脳)で、ラカン・フリーズの門を通り抜けた先に、あなたの本来の姿であるもっとも抽象的な概念(=数字、序数)は何番だったか?
私は7だった。7th。それが私のもっとも抽象化された名前であり、概念であった。
全ての人に皆数字があるのかは分からないが、あなたが最高天に至った際に思い出した名前は何番目だったか。よければお聞かせ願いたい。
そして、私を含めて13いる仲間らがまた再会できることを願う。むしろ、人間の人生の単位などを超えた、輪廻や世界や終末を超えた邂逅となろうが、私はその日が来るのが今から楽しみで仕方がない。
ニーチェ、ここまで読んでくれてありがとう。
私はそろそろ眠るとするよ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます