涼やかに、白く、脆く

揺らめいて

眠りの奥へと

突き動かされた

幻覚の扉

雷鳴が泣いていたここは

繰り返され、望まれ

ただ、あるだけ


まん中に映るのは

小さな花

照らされていた

輪廻の秘密

薄命な白い体で

包まれるの、心が

その狭間で


小さい光

映るのは

涼やかな風が吹いていた空

凍りつく、愛しい夢


嗚呼死にたくない

生きる意味よ

全人生よ、全記憶よ

ここで終わりなんて嫌だ

最後なんて

無に帰すのか。


何もかも全て上手くいく

そう信じて歩いたけれど


ここで足元の揺らぐ僕の顔が

悲しそうに見えたから

終末も、満たない

ああ、満たない!


愛憎、無象

さあ、心から

心から果ててさぁ、泣けよ

泣いていたあの娘、この夜夢に

また降る雨も凍ってしまえ

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