伝説のダルヴィン

 システムないのフェイトによるモノローグです。



美少女びしょうじょ冒険者ぼうけんしゃエクレア・エトワールは、ゴブリンごときと死闘しとうひろげ、かろうじて勝利しょうりしたものの‥‥探索拠点キャンプに「リターンとんずら」しました!』


表現ひょうげんに、やさしさがしいです」


 フェイトのモノローグに、エクレアがぼう調ちょうのコメントをけました。



 オークのダライアスが、エクレアたちにこえけます。


「おい、おまえらに、おきゃく‥‥じゃまぎらわしいかたか‥‥来客らいきゃくだぞ!」


 しかし、エクレアには、だれないようえました。

 一方いっぽうで、システム内のフェイトは、こえうしないかけるほどおどろきます。


『えっ‥‥システム内に侵入者しんにゅうしゃ‥‥?』

『こんにちは‥‥わたしは、サッキュバスのダルヴィンよ♡』


 システム内に、侵入者ダルヴィンがあらわれたのです。



 フェイトは、システム内にるにもかかわらず、あせだくです。


(ヤバイ‥‥さからえば、される)


 もっとも、ダルヴィンのほうは、リラックスしています。


『へえ、これが地球モーダルのシステムか‥‥

 科学かがくけいだけど、メカリナせいほどじゃいわね。

 ‥‥しかも、バグだらけ!

 まずは、メカリナのシステムで、デバッグと最適さいてき‥‥』


 ダルヴィンは『おちください!』のメッセージをまえに、しぶかおをしています。


『ふう、やっと完了かんりょう‥‥1ぷんたされた‥‥

 ん、ナニコレ‥‥メカリナ製のスペックをえた!

 ‥‥こっそりと‥‥エクスポート保存ほぞん‥‥♪

 出来できたわよ♡』


 ダルヴィンの言葉ことばに、フェイトが困惑こんわくしていました。

 ダルヴィンが、言葉をつづけます。


『わたしは、貴女あなたたちこそが、伝説でんせつ都市とし「エロトピア」のかぎだとおもってる。

 ‥‥って、言っても、わかるわけいけどね~♪

 まあ、エッチ関係かんけいのコモンスキルを、アプリけのライブラリ化していとくから。

 じゃ、さようなら♡』


 ダルヴィンは、える様に‥‥りました。



 しばらくして、オークのダライアスがげます。


「ところで、お前らのために、ダルヴィンをんだんだが‥‥どうだった?

 アニマルやらモンスターだのと、ファックしても大丈夫だいじょうぶ仕組しくみたのんでいた。

 不快感ふかいかんやらどくとか病気びょうきなんかの耐性たいせいだの‥‥出来てるか?」


『たぶん、それより‥‥すごいけど‥‥出来てる』


 ダライアスの疑問ぎもんに、フェイトが真顔まがおこたえました。

 しかしながら、なにはともあれ‥‥エクレアとフェイトの能力のうりょくが、エッチ方面ほうめん以外いがい向上こうじょうしています。



 ちなみに、エロトピア云々うんぬんは、たんなる言葉のあやさん‥‥デタラメです。

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