第155話 スキルレベル10
続いて、職業とスキルポイントについて思考を切り替えようとしたが、その前にーーー
(今回新たに獲得した新規スキルの詳細説明を確認しておくか)
【結界魔法】Lv.8
物理攻撃や魔法攻撃に対する結界など、目的に応じた様々な結界を生成する魔法を行使できるスキル。
一度の魔法で消費する魔力量が70%減少する。
生成した結界の強度は、知力値に比例する。魔力+640
【護身術】Lv.8
仕える主や依頼主を護衛する際、筋力値と頑丈値、敏捷値が一時的に1.8倍になるスキル。有効時間8分。筋力値+640、頑丈値+640、敏捷値+640
【光魔法強化】Lv.8
光魔法による与ダメージが知力値×1.8倍になるスキル。知力値+640
【闇魔法強化】Lv.8
闇魔法による与ダメージが知力値×1.8倍になるスキル。知力値+640
【鍛治】Lv.5
鉱物を鍛錬して武器や防具を製造する技能が向上するスキル。筋力値+160
【調薬】Lv.5
薬草や薬液同士を調合する技能が向上するスキル。知力値+160
【陶芸】Lv.5
粘土を成形し、高温で焼成することで陶磁器などを製造する技能が向上するスキル。器用値+160
【写本】Lv.5
本や文書を手書きで複製する技能が向上するスキル。器用値+160
【演奏】Lv.5
ピアノなどの楽器を音楽に合わせて演奏する技能が向上するスキル。器用値+160
今回獲得した新規スキルは全部で九つ。
【結界魔法】は【闘気練装】や【魔力纏装】の広範囲版で、結界の強度が知力値に比例するなら、並の物理攻撃や魔法攻撃で破壊されることはないだろう。
【護身術】は【身体強化】の護衛版で、守勢という制限がある。
最初は【護身術】で相手の体力を削り、攻勢に出るタイミングで【身体強化】を発動すれば、二十分程度能力値増加を維持できる。
まぁ俺は、護衛依頼などを受けるつもりはないし、あまり使う機会は無いだろうな。
気になったスキルはこんなところかな。
次は職業一覧を表示する。
【職業一覧】
[7次職]
・【剣帝】 ・【盾帝】 ・【槍帝】
・【斧帝】 ・【闘帝】 ・【魔導師】
[8次職]
・【剣仙】 ・【盾仙】 ・【闘仙】
・【上級魔導師】
7次職は【弓帝】以外解放されており、8次職は【弓仙】【槍仙】【斧仙】以外解放されていた。
レベルは90以上だが、スキルレベルが足りないので、9次職は未解放だ。
現状は頑丈値と敏捷値が知力値や精神値に比べて、10,000以上低い。なので職業選択は、長所を伸ばすより短所を潰す方向でいく。
【剣仙】【盾仙】【闘仙】も上昇する能力値は変わらないので、どれでもいいのだが…。
(なんとなく【剣仙】にするか)
【剣仙】
筋力値、頑丈値、器用値+2,560。敏捷値、知力値、精神値、幸運値+1,280。
最後はスキルポイントの割り振りだ。
騎士団と魔法士団の混成軍を全滅させた結果、レベル64から94にまで上がった。
元々スキルポイントが35ほど残っていて、さらに30レベル上がったことで、150ポイント増えて185ポイントになった。
最初に割り振るのは、最優先で上げるべき【隠蔽】だ。
(48…49…50…)
『【隠蔽】Lv.10にUPしました』
スキルポイントを50消費したところで、【隠蔽】が最大レベルの10に上昇した。
(これで、だいぶ動きやすくなるな)
【隠蔽】Lv.10であれば、【心眼】Lv.10や【探索】Lv.10、【鑑定】Lv.10でも、俺の情報を視ることはできない。
さて、残りのスキルポイントは135。
所持スキルやスキル一覧を表示して、次はどのスキルを伸ばすべきか、あるいは新しいスキルを獲得するべきか考える。
(ん? このスキルは何だ?)
スキル一覧に羅列されているスキルの中で、一つ気になるスキルがあった。
早速、詳細説明を確認する。
【転換】Lv.1
レベル10に到達したスキルを重複獲得した場合、それを経験値に変換し、別のスキルに転換することができるスキル。経験値変換率は10%。魔力+10
このスキルはとても重要なスキルなんじゃないか?
この世界で出会った人間達は、全員が【隠蔽】を所持していた。勿論、一般市民もだ。
流石に一般市民の【隠蔽】はレベルが低いが、冒険者や騎士は実力に応じて、相応にレベルが高い。
今後も人類種からスキルを獲得する機会は多くあるだろうし、重複する【隠蔽】の経験値が無駄にならないのは、とても有難い。
(どんどん別のスキルも上げていくことができるし、このスキル一択だな)
スキルポイントを消費して、【転換】を獲得する。
『【転換】Lv.1を獲得しました』
そして、残りのスキルポイントを【転換】に全て注ぎ込む。
『【転換】Lv.2にUPしました』
『【転換】Lv.3にUPしました』
『【転換】Lv.4にUPしました』
『【転換】Lv.5にUPしました』
『【転換】Lv.6にUPしました』
やるべきことを終えたところで、馬車が王都に到着した。
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