第115話 北上し、王都を目指す
街に戻り、大通り沿いに建ち並ぶ店ーーー主に料理を提供している店に視線を巡らせ、どの店に入ろうか考える。
と言っても、ダンジョン付近の露店で買い食いしていた俺なので、どの店も初めてだし、料理が食えるならどこでもいいやと、適当に選んだ店に入った。
依頼を終えた冒険者や仕事終わりの町民で賑わうテーブルを通り抜け、カウンター席に座る。
メニュー表を見て、強面の店主に肉料理と果実酒を注文する。今夜は気分的に酒を飲みたい気分なのだ。
少しして、出された料理を豪快に食べ、酒を一気に呷る。あっという間に食べ終えてしまったので、おかわりを頼みつつ、新規獲得スキルの詳細説明を確認する。
【光魔法】Lv.6
光属性の魔法を行使できるスキル。一度の魔法で消費する魔力量が50%減少する。魔力+320
【闇魔法】Lv.6
闇属性の魔法を行使できるスキル。一度の魔法で消費する魔力量が50%減少する。魔力+320
【結骨再生】Lv.7
魔石を破壊されない限り魔力を消費して、粉砕された骨同士を結合し、元通りに再生するスキル。スキルレベルの上昇に伴い、魔力消費量が減少し、再生速度が速くなる。魔力+640
【細菌感染】Lv.6
対象に噛み付き自身の病原体を送り込み、体内を侵食するスキル。スキルレベルの上昇に伴い、病原体の量が増加し、侵食速度が速くなる。知力値+320
【吸血】Lv.6
対象の血液を経口摂取し、取り込んだ血液を魔力に変換するスキル。スキルレベルの上昇に伴い、変換速度が速くなる。魔力+320
【同族変化】Lv.5
殺した者を自身と同種の魔物に変化させるスキル。変化確率は40%。幸運値+160
【発病】Lv.6
対象に噛みつき送り込んだ病原体を強制的に活発化させ、任意で病症を引き起こすスキル。発病確率50%。幸運値+320
【麻痺爪】Lv.6
貫かれたり掠ったりした場合、爪先から滴る麻痺毒が体内に侵入し、対象を麻痺状態にするスキル。スキルレベルの上昇に伴い、麻痺毒の毒性が強くなる。知力値+320
【自己再生】Lv.5
裂傷などの怪我や部位欠損をしてしまった場合、傷口付近の細胞を活発化させ、再生させるスキル。スキルレベルの上昇に伴い、再生速度が速くなる。頑丈値+160
【骨喰強化】Lv.6
魔物や人類種などの骨を喰らい、自身の骨密度を強化するスキル。スキルレベルの上昇に伴い、強化率が増加。頑丈値+320
【技能模倣】Lv.6
対象の武器や格闘などの戦闘技能を模倣し、自身の技として扱うことができるスキル。スキルレベルの上昇に伴い、技の精度が高くなり、習得速度が速くなる。器用値+320
【闇魔法耐性】Lv.6
闇魔法によるダメージを受ける際、精神値が1.6倍になるスキル。精神値+320
【浮遊】Lv.6
魔力を消費し、空中に浮き留まることができるスキル。1分間浮遊するのに消費する魔力量は5。魔力+320
【生気吸収】Lv.5
対象に触れることで生命力を吸収し、魔力に変換するスキル。スキルレベルの上昇に伴い、変換速度が速くなる。魔力+160
【泣声響襲】Lv.6
大きく泣き叫ぶことで対象の鼓膜を破壊し、目眩などを引き起こし行動不能にするスキル。スキルレベルの上昇に伴い、範囲が広がり、音量が大きくなる。知力値+320
【温暖耐性】Lv.5
温暖な気候や環境に適応し、熱中症や脱水症状になりにくくなり、暑い中でも活動できるスキル。精神値+160
【失血毒牙】Lv.4
牙で噛みつき、牙から滴る毒液が体内に侵入し、対象を失血状態にするスキル。スキルレベルの上昇に伴い、毒液の濃度が濃くなる。知力値+80
【弱体看破】Lv.4
魔物の群れや人類種の集団の中で病気や高齢、幼児など、比較的弱い個体を見つけ出すスキル。スキルレベルの上昇に伴い、一度に看破できる個体数が増加。幸運値+80
【水泳】Lv.6
川や海など、水中を泳ぐ技能が向上するスキル。敏捷値+320
【潜水】Lv.5
川や海など、水中に深く潜る技能が向上するスキル。敏捷値+160
【神経痺毒】Lv.5
牙で噛みつき、牙から滴る毒液が体内に侵入し、対象の神経を麻痺させるスキル。スキルレベルの上昇に伴い、毒液の濃度が濃くなる。知力値+160
【音波感知】Lv.5
大気中や水中に伝わる振動波(音波)を感知するスキル。半径25メートル。幸運値+160
【狂戦士化】Lv.5
理性を失い、敵味方問わず襲いかかる代わりに、筋力値と頑丈値、敏捷値、精神値が3.5倍になるスキル。筋力値+160、頑丈値+160、敏捷値+160、精神値+160
今回獲得した新規スキルは全部で23個。
特に役立ちそうなスキルは、【技能模倣】と【弱体看破】かな。
【技能模倣】は相手の技を盗むことができるわけだし、少年漫画のお約束の戦闘中に成長してやがるっているのができるかもしれない。
【弱体看破】は戦闘の基本の弱い奴から殺すってのができるようになって、戦闘が効率化される。
あとは…【狂戦士化】は【身体強化】と比較して強化倍率が高いけど、理性を失うのは勘弁だな。
スキルの確認を終えてもまだまだ料理を食べ続け、宿屋に帰ったのは閉店間際だった。
♦︎♢♦︎♢♦︎♢♦︎♢♦︎♢
翌日。
早朝に起床した俺は朝シャンと着替えを済ませ、〈狂熊剛爪の短剣〉と〈怪力両断の両刃斧〉を指輪に収納する。
再度忘れ物が無いか確認し、宿泊部屋を後にする。お世話になった美人の女性店主に支払いと挨拶を済ませると、早速冒険者ギルドに向かった。
「おはようございます。一つお聞きしたいことがあります」
「おはようございます。何でしょうか?」
「次の街の狩場やダンジョンについて教えて欲しいです」
「この街から南に向かいますと〈ヴァルダナ〉という街があり、Fランク狩場とEランク狩場が1つずつあります。北に向かいますとこの国の王都があり、G〜Cランク複合狩場とBランク狩場があります」
「なるほど。教えて頂きありがとうございます」
受付嬢にお礼を告げると、足早に冒険者ギルドを後にした。
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