第95話 上位種殲滅戦の結果
魔法陣の上に立った直後、魔法陣が強く輝き出し、目を開けていられない程の光量に視界を閉ざされた。
目を開けると、城壁の入口まで左右に並ぶ露店と陽が沈み薄暗い空が見える。視線を横に向けると、彼女とダンジョンの入口があった。
「それじゃ、まずは街に戻るぞ」
「はい」
左右に視線を巡らせ露店を見て進む俺とその後ろを大人しくついてくる女。
途中でお腹が空いていることを思い出し、肉串売っている露店に向かう。
「お前も食べるか?」
「い、いいんですか?」
「あぁ、好きな本数を言え」
「で、では…3本お願いします」
「おじさん、肉串103本お願いします」
「「103本!?」」
「在庫が無いのですか?」
「い、いや、あるぞ。そんなに大量に購入する奴が初めてでな、少し驚いてしまった。本数が本数だからな、少し時間をくれ」
「分かりました」
時間がかかるようなので、ダンジョンでどれだけ成長したのか、軽くステータスを見ておくことにした。
【ステータス】
・名称 ゴブリン・ジェネラル
・性別 雄
・種族 小鬼
・称号
・加護
・Lv.40
・魔力 3,222(1,002+2,220)
・筋力 2,430(1,000+1,430)
・頑丈 3,360(1000+2,360)
・敏捷 1,612(1,002+610)
・知力 2,170(1,000+1,170)
・精神 1,470(1,000+470)
・器用 1,822(1,002+820)
・幸運 2,222(1,002+1,220)
【職業】
上級魔法師
【スキルポイント】
残量 65
【スキル】
[魔法系統]
・【雷魔法】Lv.6
・【水魔法】Lv.6
・【土魔法】Lv.6
・【回復魔法】Lv.2
・【風魔法】Lv.6
・【火魔法】Lv.6
・【詠唱省略】Lv.2
・【氷魔法】Lv.6
[戦闘系統]
・【棍棒術】Lv.5
・【体術】Lv.5
・【身体強化】Lv.5
・【剣術】Lv.4
・【突進】Lv.5
・【槍術】Lv.3
・【斧術】Lv.3
・【盾術】Lv.3
・【弓術】Lv.3
・【縮地】Lv.1
・【爪術】Lv.5
・【集敵】Lv.1
・【二刀流】Lv.1
・【闘気練装】Lv.1
[感覚系統]
・【熱源感知】Lv.4
・【異臭感知】Lv.5
・【気配感知】Lv.5
・【魔力感知】Lv.4
[強化系統]
・【雷魔法強化】Lv.3
・【刺突強化】Lv.4
・【斬撃強化】Lv.4
・【土魔法強化】Lv.3
・【火魔法強化】Lv.3
[増加系統]
・【疾走】Lv.4
・【剛力】Lv.5
・【絶技】Lv.4
・【明晰】Lv.4
・【不屈】Lv.4
・【金剛】Lv.3
・【魔力回復量増加】Lv.4
・【豪運】Lv.2
・【魔力増加】Lv.4
[耐性系統]
・【打撃耐性】Lv.7
・【斬撃耐性】Lv.6
・【刺突耐性】Lv.6
・【雷魔法耐性】Lv.1
[生産系統]
・【採取】Lv.4
・【狩猟】Lv.5
・【農耕】Lv.4
・【調理】Lv.2
・【伐採】Lv.2
・【畜産】Lv.2
・【解体】Lv.4
・【測量】Lv.1
・【製図】Lv.1
・【設計】Lv.1
・【木材加工】Lv.1
・【石材加工】Lv.1
・【建築】Lv.1
[補助系統]
・【跳躍】Lv.5
・【逃走】Lv.4
・【心眼】Lv.4
・【気配遮断】Lv.1
・【魔力遮断】Lv.1
・【暗視】Lv.4
・【魔力操作】Lv.4
・【探索】Lv.5
・【隠蔽】Lv.5
・【無音歩法】Lv.1
・【遠視】Lv.3
・【盗聴】Lv.2
・【勘定】Lv.1
・【記憶】Lv.1
・【精力絶倫】Lv.5
・【悪臭】Lv.4
・【吸収】Lv.7
・【空踏】Lv.1
・【清掃】Lv.1
・【詐術】Lv.3
[ユニークスキル]
・【強欲】Lv.1
[使用不可]
・【毒胞子】Lv.4
・【溶解】Lv.7
俺は驚きのあまり声を失ってしまった。
それほどまでに、ダンジョンに挑む前と後ではステータスに大きな差があった。
絡んできた不良冒険者は【心眼】で所持スキルを視ることはできなかったが、ランク相応に所持スキルのレベルも高かったのだろう。
ビッグ・スライムの上位種もDランク魔物に相応しく、所持スキルのレベルは高かった。
不良冒険者7人とビッグ・スライムの上位種240匹から得られた経験値はとても美味しく、レベルは13も上がり、各スキルレベルも大幅に上がった。
それにより、各能力値は1,000の大台を超え、魔力値と頑丈値に至っては3,000の大台すらも超えてしまった。
魔物は冒険者として討伐するのは何もおかしなことではないが、この結果を見てしまうと、人間を殺して得られる戦果も魅力的に見えてしまう。
ダンジョンは俺にとって魔物も人間も上質な経験値が得られる餌場だ。
俺は口角が上がっている口元を手で隠す。
あぁ…これでは罪のない冒険者まで殺したくなる衝動がーーー
「待たせたな。肉串103本だ」
おじさんの声で我に返り、白金貨2枚と銀貨6枚を支払う。
「ほら、お前の分だ」
「ありがとうございます」
この女も殺せば経験値が得られる。
だが、まだだ。
これから、30人の犯罪組織の奴等とそのボスを殺す予定だからな。
(スキルポイントは犯罪組織の奴等を皆殺しにしてから考えるか)
俺達は肉串を食べながら街に戻り、俺の宿泊する宿屋に向かった。
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