【毎日投稿中】エルフだったの忘れてた……

第一章エルフの里

第1話 エルフだったの忘れてた

　炎天下の中、水も飲まずに園児を見ながら(眺めながら)草むしり。

　｢紗夜ちゃん やっぱり幼稚園生は可愛いね｣

　結婚もしなければ、兄弟もいない。子供とは円の遠いい存在である。そんな私の名前は青山アリア。

　現在草むしり中で、白Tシャツにジャージのズボンそれと麦わら帽子を被っている。黒髪ショートカットが麦わら帽子に良く似合う。(えっへん)

　何故幼稚園生を見れるかというのもボランティアで幼稚園の草むしりを応募したからだ!!(犯罪歴なし)一人一人に与えれる評価カードを一定数ないとできない激ムズボランティア!!

　｢本日ﾓ熱中症確率上昇中!! 気ｦﾂｹﾃ｣

　｢はーい｣

　本当この世界は最高だと思っている。園児を見るためにボランティアができるのだから。

　ボランティアだから、怪しまれることはないし保育士さんとも良好の関係性。

　誰だクソゲーだとか言ったやつは!!

　そんなことを考えながら草を袋に詰めていく。

　それにしても紗夜ちゃんは、何故いつも私と一緒にいたがるのか……。

　一緒にボランティアに参加している紗夜ちゃんは、職場の同期でありプライベートも一緒に行動をする友達でもある。

　私と紗夜ちゃんの圧倒的に違うところはロボットと人間の違い。ロボットはロボットでも何故か美少女ロボットなのだ……。

　ロボットである紗夜ちゃんは、私の監視のために近くにいるのでは!!と最初の方は思っていたが、最近はただの仲のいい友達だと思っている。

　この世界は2080年。ロボットが主役の世界。

　人間は仕事の効率低下や、ロボットに対しての虐待等見られほとんどが家で物資待ち生活中。仕事しなくても十分の暮らしができるが、していて損は無い。

　一人一人に対しての評価というものがデータ化されてるこの世界では、どれだけ有意義に立てるかを決める大切な役割。裏で愚痴を吐いてもすぐ伝わり評価が下げられるからとボヤいてる人もちらほら。そんな馬鹿なことはせずにボランティアをすれば、自動的に評価も上がり癒しにもなって一石二鳥。まさに私のために作られた世界のようだ。

　私は草むしりをしながら、遊具で遊んでいる園児を見ていると

　｢先程ｶﾗ水分補給ｶﾞ少ﾅｲ。ｺﾏﾒﾆ｣

　｢はーい｣

　紗夜ちゃんからの水分補給連絡が来た。

　先程からぼちぼち連絡は来ているのだが、一人の園児が一人で滑り台で滑るのが怖いのあたふたしていている姿を見てつい忘れてしまっていた。

　流石に喉もかわいてきたし、休憩がてら水筒を取りに行くか。

　私は立ち上がろうとしたが、ずっと同じ姿勢をとっていたのか全身が痺れてきて思うように動かない。

　私が驚いていると体勢が崩れ前かがみになって段々と土との距離が近くなっていく。

　手をつこうとするが、視界が色がついたり白黒になったりを繰り返すようになり焦って顔からダイブしてしまった……。

　ヤバイ。本当に身体中に力が入らないし、なんだか意識が遠のいてきた……

　紗夜ちゃんが起こしてくれて｢大丈夫!!｣と言ってくれてるが返答する余裕が無い。

　このまま私死んじゃうのかもしれないな……

　私は意識が遠のきながら、神に対して自己紹介をすることにした。なんと言っても天国に行きたいからね。

　神様、私は地球で生まれ育っまだ80歳の人間です。現在の平均寿命は、160歳であることからまだまだこれからの人生を楽しむ予定でした。

　平均寿命の半分しか生きていない私を可哀想だと思うのなら、是非とも異世界転生というものをしてください。

　80年も寿命が残っていたということで、チート能力も授けてくれると助かります。転生後は魔王を倒すように頑張りますのでよろしくお願いします……

　そんなことを考えたつかの間、意識が遠のいた……

　｢実験が終了致しました。お疲れ様でした。｣

　……

　状況が読めない。

　まず目の前には、真っ黒なガラスのようなもの。それにしても何かに座っている。

　先程の声はなんなのか？転生をするかどうかを決める神の世界なのか？それとも、これから閻魔様に逢いに行くのか……

　私は混乱しながら状況把握をしようとするが、全く分からない。

　それも当然と言えば当然。知識もなければ、目の前の黒いガラスのようなもので外の世界が非常に見にくい。

　そんなことを考えているとどこからか声が聞こえる。

　｢ドジしましたね。あれだけ水分補給と言ったのに……｣

　｢えっ｣

　分からないが、水分補給がどうとか言ってる……。もしかして、私の今後の行方をどうするかチェックしているのかも知らない。

　私が水分補給を怠ったせいで死んでしまったので、それについての反省だろう。まずはしっかり反省できているか、そしてそれからどんなことを学んだかが課題だろう。

　私は勝手に納得して、何を言おうか考えながら目の前の黒いガラスを見ているとうっすらと美少女が写ってることに気がつく。

　不思議に思いながら頭をかくと、なんとその美少女も頭を書いているではないか!!

　それから頬を触ったりしたが、必ず私と同じ行動をしている……

もしかして私?!

　｢私の声が聞こえていたら返事をお願いします。｣

　｢はい!!｣

　条件反射に答えてしまい、声がでかくなってしまった。今私がいる機械？の中で響き渡り耳が痛い。

　｢あなたはよくマイナス点にならずにクリア出来ました。この擬似テストは、困難な状況でも冷静に対処できるかチェックするものになってます。クリア特典として私というご褒美を上げましょう｣

　｢えっご褒美？｣

　全く状況が読めない。

　そもそも、私は死んだのか？転移したのか？すらも分かっていない……。

　今わかるのは怪しいアナウンスが聞こえることと、私が美少女だってことだろう。

　私は段々と焦ってきてあたふたしていたら、またお声がかかってきた。

　｢私の声に聞き覚えありませんか？それともｺﾁﾗﾃﾞﾉｼｬﾍﾞﾘｶﾀｶﾞｲｲﾃﾞｽｶ？｣

　｢紗夜ちゃん？｣

　何故？紗夜ちゃんは、ロボットだから死ぬ事がないはず。仮に体に異変があったとしてもパーツを変えれば問題なく今まで通りの生活をすることができる。そんな紗夜ちゃんが何故ここに……

　｢混乱しているようなので詳しく説明します。私は紗夜です。あなたには疑似体験方人間生活を味わってもらいました。私の予想では平均寿命の160年を全うして生きてもらう予定でしたが、何か計算に狂いがあったのでしょう……。ここは、死後の世界でも転生した世界でもありません。あなたはここで生まれ育ったのですから。今はこの世界の時の記憶がなくなっているので混乱していると思いますが、しばらく経てば記憶が戻ってきます。その時に私の言ってることが理解できると思います。それと、疑似体験で死んでしまう時に想像しているデータ以上の功績を納めましたので、あなたにご褒美を贈呈致します。ちなみに、基準値以下だった場合は、このことを知られては困るので殺してしまう予定でした。私としても殺したくはなかったので安心しています。どうぞよろしくお願いします。ご褒美は、私がいつどこでもあなたのそばにいることと、私の膨大な魔力です。｣

　｢……｣

　何コレ？

　疑似体験とか死ぬとか死なないとか？記憶がどうとか。全く状況が読めない

　｢理解されてない方なので簡潔に言いますが、ここはあなたが生まれ育った世界。あなたの知識では魔法と剣の世界と言った所です。今までいたところ。あなたの記憶が育んだ場所は私が作成した仮想世界になってますので、死んでもないですし、異世界転生もありません。少し冷静になるために外の空気でも吸ってはいかがですか？｣

　その声とともに目の前にある黒いガラスがドアのように開いて、外の景色が見えてくる。

　そこには、ラノベと言った作品で書かれている世界樹が大きく見える。

　これが現実なのか？

　私を騙すために言っているのか？

　信じられない。

　小鳥が先程から鳴いているがどこで鳴いているのかはっきりとわかる。ここまで耳がいいとは…

　てか耳が重い。

　触ってみると以上に長い……

　まさにエルフを感じさせるような……

　｢ぎゃあああああああ｣

　｢私のお話を信じられましたか？記憶が戻るまでは周辺にいた方が良いと進めますが｣

　こんな感じで私の異世界生活？現実生活が幕を開けた

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ぼちぼち書き方を勉強しながらいいものを作り上げていく予定です!! 現実生活とはなんぞやと思いますが、私も同感です(何言ってんだこいつ)

続きお楽しみに