10話目上川の本気

「ふぅちょっとはやるみたいだね浅井さん」

「ちょっとじゃないでしょ相当あなたは疲労してるみたいだけど」

「ははっそうかもね

そろそろ本気を見せてあげるよ」


彼からどす黒いオーラが出てきたさっきまでとは比べものにならないほどの濃さとオーラの量正直ここにいるだけで体が悲鳴を上げている。


でもね私だってあなたの異能を再現している。だからある程度耐性はあるんだよ。でも、他のみんなはとても大丈夫とは言えない状況だった。


「すまん、浅井もう無理だ。」

市川くんが吐血し倒れた。上川の異能はオーラを浴びるだけで多大なダメージを与える。


昔上川優香が使っていたときは光のオーラで他社を癒やす能力もあったのに、今の彼が使っている状態からは治癒のちの字もない。


「はい笑一人目、これに耐えられる3人は凄いよ!」


正直私はまだ大丈夫だけど、他の二人がヤバイ。高橋さんは熱気を出してオーラを弾いているが、それも限界がくるだろう。

新井くんはただ、気合いだけで耐えている。本当に凄いよ新井くん


「そろそろみんな限界みたいだしここで終わらせましょう」


そうして私達は余力を振り絞り立ち向かった。


「はぁ、浅井さん以外はもう瀕死かな」

「また、見逃してあげるよ」

「バイバイ浅井さん」

「待っ」

私は意識を失った。


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