5話放課後

「はぁー、今日もぼっち生活かー辛い訳じゃないけど悲しいな」

「ねぇ上川くんっ」後ろから肩を叩かれた

「っ?あぁ浅井さんかど、どうかしたの?」

「えっとね、今日のこと謝りたいんだ。だって上川くん血を流してたし、今日は本当にごめんね」

あぁなんていい人なんだ浅井さんは、


「うん、気にしないでもう痛くても痒くもないしね」

「本当に?ならいいんだけどね」

「あっそうだ上川くんぼっちが辛いとかなんとか言ってたでしょ」

「あ、まあうんそうだね」

「ならさ私が友達になってあげるよ」

「いきなり急だね」

「上川くんてねここ3日間見てきたけど他の人とは違う雰囲気をまとっててね面白いなーなんて思ったんだよね」

「それは光栄だな。ならこっちからも友達になって下さい。浅井さん」

「うんっ。いいよならさ連絡先交換しよ」

まじすか。この学校初めての友達がこんな美少女なんて最高っすね


「はい、交換できたね。また今度話そうね。ばいばーい。」

「ふぅ、もう行ったかなどういう意図で浅井さんは近づいてきたのかな」そう呟きながら僕は鞄を持ち教室を後にした。

その後電車に乗り普通に家に帰ると僕は疲れたのかそのまま眠ってしまった。


「伊織ーご飯出来たわよ」

「分かった母さん」


こんな時間まで寝てたのかほんと疲れてるんだな。


「いただきます」

いつも通り家族二人で仲良く食べる。昔は4人たべてたんだけどな

僕には元々妹と父親がいた。

妹はランクSでこれからの日本を代表するのではと期待をされていた。でも、あの日妹と父は政府のあいつによって殺された。今でも鮮明に思い出す、妹と父の苦しそうな顔と血の匂いを。


???「今日も夜風は気持ちいいな」

この日4月3日異能による大事件が起こった。ニュースを見るとこの犯罪者は異能警察を襲ったそうだ幸い誰も死ななかったそうだが、何人もの異能警察が病院送りにされた。そのうち半分の人が意識不明の重体で大変なことになっているそうだ。異能警察とはランクB以上その中でも上澄みのものしか入れないエリートな人たちだ。その人達がやられるなんてその異能犯罪者は余程強いんだな。病院送りにされた中にはランクAもいたみたいだしそいつはランクSかもな。


???「俺は絶対にあいつらを許せない。まずは邪魔者どもから消していく」



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