三日目・釧路~弟子屈
8月18日(木) 晴れ(走行76.5km)
朝7時半、釧路港に到着。フェリーを降りると、地元釧路市の子供太鼓の演奏による手厚い歓迎を受ける。
その後、僕はまっすぐ釧路駅前の和商市場に向かい、朝食を食べるためぶらぶらと店めぐり。ホタテや花咲カニ、ホッキ貝……色々あって目移りしたけど、迷った挙句、去年食べて感動したお手製のイクラ丼を食べることにした。
惣菜店で白飯だけを買って鮮魚店へ行き、その上に量り売りのイクラをかけてもらうのだが、ヘタに食堂で食べるよりうまいんだなっ、これが。シャケの刺身を買って親子丼にするのもすすめられたけど、あまりお金がないのでこれが精いっぱい。
次に、地元釧路の自転車店で前輪の調子が悪い所を直してもらう。東京都内を自走していた時、走るたびに前輪が何かにぶつかってガタガタと変な音を立てていたのが気になっていた。昨年、車体のトラブルのため帰りの自走を断念した苦い経験があるので、これはしっかり修理しておこうと思った。修理を待ち続けた結果、数時間出発が遅れたけれど、故障を放置し走れなくなるのが怖かったし、変な音に気を取られず快適に走行することを考えると、少々の時間ロスはやむを得ないと思った。
釧路からは、約6時間かけて弟子屈町の摩周湖ユースホステルまでの70km余りをひたすら走りぬいた。
周囲には雄大な釧路湿原が広がっているが、僕が走っている国道391号線からはその全貌を十分に見て取ることは出来なかった。それどころか、道中はひたすらアップダウンが続き、落ち着いて見ている余裕はなかった。
普段は冷涼な北海道も、今年は本州と同じく、暑い。そして、運動不足にもかかわらず挑戦した長距離走行で、腰が痛い。こんなのでこれから先、もつのか? 今からすごく心配だ。
弟子屈で屈斜路摩周湖畔線に入り、摩周湖に向かう途中にある「摩周湖ユースホステル」に今日は宿泊。このユースはレストラン「ザ・グレートベア」を併設しており、食事がユースホステルと思えないほど素晴らしい。料金は高いけれどステーキとかも提供しているし、デザートの「摩周プリン」は地元産の濃厚なミルクを使用し、一流レストランに出しても通用する味だと思う。
明日は摩周湖を見ながら、さらに北へ進む予定。
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