こんなチートあり?失った左腕にメタルAIスライムが宿ったらなんと!魔法を創作!変幻自在の武器で無双し最強に【銀色のメタモルフォーゼ】
しん吉
現代編
第1話 左腕が変
【プロローグ】
ある時、地球上の誰かが、ふと思った
この世は本物なのかそれとも・・・・・
【銀色のメタモルフォーゼ】
_______________
「ところでAIさん。アイツもうやっちゃって良い?」
<今まで思う事あったでしょう。復讐を>
<マスタ。思うがままに……>
「よし!じゃぁAIさん。例のやつ、おみまいしてやろう」
<かしこまりました>
「片目スカウターON」
「ロックオン完了」
「UI画面アプリクリック」
「モーションエフェクト展開」
左腕が鏡のような銀色に変化し、輝いていく。
銀色の蜃気楼(ミラージュ)。それを見た人々はそう表現するだろう。
「起動」
<5秒前>
<3>
<2>
<1>
〖空間複合攻撃〗
「《Grid break》,now!(グリッドブレイク)砕け散れ。今!」
『キュイン・・・シュン』
敵の前方と真上から光の網を速射し空間ごと次元別に切り裂くキューブ斬。
ターゲットはバラバラなキューブ状に砕け、モザイクの光によって消えていった。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
第一話
『チュン チュン チュン』
ここは東京都中野区の新宿に近い住宅街の朝
とある一室から始まる不思議な物語
〖臨時ニュースをお伝えします〗
昨日、太陽系探査を目的とする探査機を乗せ種子島宇宙センターから打ち上げられたH3ロケットが大気圏を出た宇宙空間において突然消息を絶ちました。
現在、JAXAの協力の元、捜索のて〇×▽◇・・・・・
さらに同時刻において観測されていない隕石が神奈川県の箱根町の【芦ノ湖】あたりに衝突した模様です。現在報道規制がされており詳細のふ〇×▽◇・・・・・
ん?テレビのニュースか・・・・
寝起きのせいか、頭がボーっとしてて・・・
俺の名前は【伊庭 麟太郎】年齢は35歳O型 独身
食品関連の企業に勤めるしがないサラリーマン
彼女は今のところ無し
い・ま・の・と・こ・ろ・は ←ここ大事。
まぁ、そんなどうでも良い事はほっといて今日、目覚めてから、ナンカ”変”なんだよね……。
昨日の記憶が途中からまったく無い・・・
なんで?・・・
とりあえず朝のルーティーンであるコーヒー豆を挽きながらコーヒーメーカーにセットし、リビングへ歩きだそうとしたさなか
え?・・・そういえばさっきニュースで【芦ノ湖】って言ってたよな!?
そうそう、まさにそう・・そ・こ・に・行ってたんだよ俺。
それは覚えてる。うん、まず間違いない
朝出かける前にネットで○ちゃんねるに”燃料投下”して住人どもを軽く”炎上”させ
隣人のJKに軽く”挨♡拶”し、趣味である釣りキャンプへ出掛け、現地に到着した記憶までは確かにある。
問題はそこからだ・・・
なぜ俺は・・・家にいるの?(知らんがな)
うーーん・・・まぁ考えても仕方ないか。
世間一般的にもよくある事だが、記憶を失くした酔っ払いのおっさん達も不思議と家に帰ってくる”スキル”《帰巣本能》を持ってるしな
たまに玄関の前で力尽きて、あと一歩届かなかった残念なおっさん朝見かけるけど
アレは鬼嫁の拷問が待ってると思うと・・・・ブル・怖
お!コーヒーが出来たみたいだ。
いい香りだ!ブルーマウンテン山麓の、ブルーマウンテンミストと呼ばれる深い霧が育んだ ...。マジやばっ!この美香は犯罪級だね!
女神のようにやさしく、妖精のように幻想的で生きていく希望を与え、これから始まる一日を全力で応援してくれる燃えるような熱い熱~いアツぃ~~情熱!
熱いからね。
そうそう♪気を付けて。
そうそう♪ほんでな♫
コレをこうしてな♪
カップにそそグ・・って
『ビシャ!』
「うぉっ熱チャあチャ」!!!
言ってるそばからコボすかよ普通!! 物ボケかよ!!
そんなことより・ひ左手がぁぁぁ・・・・・ってアレ?・・・熱くない・・痛くない・・火傷してなっ!!ってどういう事っすか??
え?え?……
なんでだろ?俺の体がおかしくなったのかな?
《旗》↑
じゃぁ右手は……
『ジュ!』
「うぉっあsdfghjkl;熱チャあチャぁぁぁ!〇×▽◇」っておい!!!熱くてとっっっても痛いじゃないか!
なんならリアクション芸人みたいな反応をしてしまったじゃないか!!
狙ってるようなフラグなんか立てるから お・約束みたいになるんだよ!
はぁ~。。。休日に35歳の独身野郎が朝から何をいったい一人で騒いでるのか・・マジ悲しくなってきた。
よし!一旦落ち着こう。うん。こっからだ。
”立て直そう”(”フラグ”の意味じゃないから)
まずはコイツだ。この左腕だ。触ってみても・・・むー。なんら変わり映えのない俺の左腕だな。
今度は水道水を流してみて・・・・うん普通に冷たい・・・感じるね。
って事・ワ・だ。さっきのコーヒーは火傷する危険があったから左腕が防御的な何かをしたって事になるよな?
フッ(●'◡'●)
そ・れ・と・も・なんちゃらファンタジー的な”スキル”《熱耐性》だったりして?(笑)
……うーーん。
――――――――――――――――
〖右手を顎にあてて30分経過〗
まさかとは思うが・・ハハ・・・《左腕伸びろ!!》
〖ビュイーーーン〗
!!!!!!!!!!!!!!あsdfghjkl;
ノ・ビ・タ・・・
(☆*: .。. o(≧▽≦)o .。.:*☆)・・・・・・・・・・・・
ハハハハ・・・パチパチパチ
俺わかった。 わかったんだよ。 きっと疲れてるんだ。
寝よ・・・・・・・・・・・・・
――就寝中――
「銀色の・・・・」
「地球生命体を発見これより」
「霊長類・・・ヒューマン・・・」
「左上腕部が欠損・・・・緊急救・・・・・同化しま・・・・・」
「本体とアクセス可能になる時間は168・・・・」
……んん?……ふわぁぁーよく寝たな・・・あれ?もう夕方か・・・
しかし変な夢を見たな。なんか”女性の声”だったような、やっぱ疲れてるのかな俺。
あっ! そうだ!アレか!
腕が伸びた幻覚の”原因”はアレだ!同じ部署にいるN先輩が作った《今年こそは彼女を作る会》からのしつこい合コン参加要請だよなきっと!
一日中ぅ誘って来るもんなあの先輩・・・
だけどドン引きするくらい合コンで”連戦連敗中”なのに、政治家並みの打たれ強さ”スキル”《鋼のメンタル》は正直認めるところもあるし……
まぁ《ガッツ》があるのは尊敬するけどさ・・・正直 《ガッツき》過ぎなんだよなぁ~
そんな事を思いながら日課のPCを立ち上げ、前日 《燃料投下》をした○ちゃんねるに香ばしいネタを再投下し、Your Tuobe[ユアチョ―ブ]を見ながら充実した休日を過ごした麟太郎であったが。。。。
――――――――――――――――――
2日目 念じたらまた左腕が伸びた。
3日目 念じたら伸びて、リモコンのスイッチをONした。
4日目 念じたら伸びて、コーヒー持ってきたついでにPCをいじり始めた。
5日目 念じなくても勝手に行動し始めた。
***6日後の土曜日の朝***
・・・どうしてこうなった。
ベットで寝ている麟太郎の左腕だけがビヨンとのびてPCをカタカタ動かしている。
伸びた腕が二つに分かれ一つはキーボード操作もう一つはUSBポートに接続されている。
(もう諦めが肝心だ開き直ろう。だれに相談してもアレだしリアクション想像できるし)
今週ずっとこんな感じだ、何か情報でも収集しているのだろうか・・・
奴のせいで部屋から動けないし、ベットでスマホいじって休日も終りかな・・
***[深夜0時16分]就寝中にて***
<核のナノ分解からの再構築と流体金属細胞の完全定着が完了しました>
<アプリ起動確認>
<地球生命体とのシェークダウン完了>
<これよりアクセスを開始します>
<き・・ますか>
(ん・ん?ぅ~ん・・なんかうるさいな・女性のような声がしたような・・・夢か)
<こ・らの声・聞こえま・か>
「うぇ??」
麟太郎は突然、脳内に聞こえてくるメッセージに驚きベットから飛び起きてしまった。
「!!!え?・・なんか聞こえた・・」
<突然ですいませんが私はあなたの腕の一部となり、人工知能と流体金属ボディを有する>
<スライム型AIロボット>
<製造番号E1564>
「えーあい?スライム?・・・って君が?」
<はい。七日前の事故で、あなたの救命処置のためやむなく左腕に同化しました>
「どういうこと?」
<隕石の墜落現場であなたを発見し>
<治療過程での同化によって私の本体が分解され再構築の為に168時間必要でした>
「隕石?あの事件の?芦ノ湖で?」
「俺まったく記憶がないんだけど何があった?」
<説明すると長くなりますがよろしいですか>
「なるべく掻い摘んで」
<掻い摘んだ結果をお伝えします>
<あなたに隕石が当たって頭が残念になったと推測されます>
「ハイ短すぎ。」
「それだとなんか俺が勝手に隕石で頭打って大阪のアホアホマンになった奴みたいやん」
「そうじゃなくて、何ていうか、あるじゃん!臨場感あふれるドラマティックなエピソード的な感じで?」
「そこをもっと掘り下げればさぁぁ……何と言うかアレだよ」
<アレというのは事実を脚色するという意味ですか>
「ちがくて!」
「もっと有るでしょほら、考えてみて!なんていうかアレ!」
「アレだよ。なんかググってくるやつ。そこ欲しいやつ!」
「もっと来い!!ってやつ」
<忖度し承知しました。では、ご説明を>
<墜落前に空中で分裂した隕石の本体があなたが居た付近に激突しました>
<その衝撃で腕や目、脳などに損傷を受けた状態でしたので緊急救命措置が必要と判断>
<吹き飛んで失った左腕の圧迫止血のため同化し血管を通じて脳内にたどり着き>
<私自身のメタル細胞をナノ分解し、欠損部分を補填して脳細胞の一部を補いましたが>
<それは例えばPCの初期状態のような入れ物です>
<脳の欠損部分の記憶を元に戻すことは現実的に不可能でした>
<ただ記憶のメカニズムは常に脳内のあらゆる場所に移動します>
<よって時間の経過とともに記憶がよみがえる可能性は否定できません>
<先ほど脳細胞を補ったサージュカル オペレーションのせつめ・
「ちょーっと待ったっ!」
「説明が長すぎる!」
「ほんとアンタさ短いか長いか極端だな」
「要は、隕石事故でダメージを受けた俺の治療の為、左腕に同化したAIメタルスライムが、お互い最強の相棒と能力を得て記憶の欠片を取り戻す旅に出発し、この世界で理不尽に無双する。これで合ってる?後半は創作だけど。」
<・・・・・・・・・>
<素晴らしい解釈です>
<まるで某投稿小説サイトで最近よく見かける週間ランキングのキャッチーなトレンドに便乗したピックアップタイトルに匹敵する魅力あるコピーです>
「・・・・?」
「それは知らんけど・・・」
(ってかさ、奴はここ数日PCの前でカタカタやってたけど、そんなサイトを読んでたの?)
<僭越ですが出来れば”悪役令嬢系”の要素を加えると完璧です。キリッ!>
「話がズレてるよ。あんた自覚ある?」
<あっ!!!っ失礼しました・・・>
<少し情報収集の為に蓄積したストレージと保留メモリの交換に処理が間に合わず演算がクロスオーバーしてしまいました……>
(大丈夫か?コイツ)
「んで?君はこれからどうするのかな?」
<ある目的の為にあなたと行動を共にしたいと思っています>
「え?目的?」
「いまいちピンと来ないが・・・・」
<今は説明することが出来ませんが>
<時機を見て必ずご説明します>
「そんなこと言われてもなぁ」
「行動を共にってさ・・・実際何すればいいのか分からないし」
<まずは私の能力を体験してみれば良いかと>
「あーそういえば変幻自在に動いてたな」
少年の頃、コブ〇ってアニメの左腕の武器にテンション上がってた自分がいる。
(でも、ここはひとつ現実的な武器で想像してみようかな)
「じゃぁ」
「機関銃にトランスフォーム!」
その瞬間、腕が銀色に変色し、即座に機関銃のような黒光りした姿に変化した
まさにネットなどで見た画像と同じH&C社のサブマシンガンMP5 9×19㎜そのもの。
「おおぉぉ!やばっ!!」
「マジデ感動した♪」
中二病が発症した麟太郎は35歳にて真夜中にベットで”香ばしいポーズ”をとっている。
「これってさ・・・まさか実際に撃てるの?」
チラ見……
<可能です>
(O・M・Gシュ!)
(やばっ!なんかワクワクしてきた・・・これってもしかして人類最強なの?おれ?)
――――――――――――――――――
初投稿作品です。
お読み頂いて本当にありがとうございます。
これから段々と盛り上がっていきますので、ご期待下さい。
今後の展開が気になりましたら是非ともブックマークや☆評価などコメントも頂けたら執筆の励みになります。
しん吉
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