タナトフォビア
@omuro1
死の話
僕は、タナトフォビアかもしれない。
死への恐怖を抱えて生きている。
6歳の頃、この恐怖が始まった。
友だちが車に轢かれたからなのか、父方の祖父が亡くなったからなのか、原因は分からない。
宇宙の彼方に意識が吸い込まれるような感覚に襲われる。
死という絶対的絶望、そして無になるという恐怖が心を締めつける。
絶対に死ぬという現実を受け入れ諦めたとき、生まれてしまったことを恨むようになった。
だからこそ、産む側に回ってはならないと誓う。
しかし、産み落とされてしまった未来の希望たちは守らなければならない。
たとえ、いつか死んでしまうとしても。
僕たちはその限られた時間の中で幸せを求める。
しかし、その有限性を忘れてしまうこともある。
死の恐怖に押しつぶされそうになったとしても、僕たちは与えられた時間を精一杯に生きるしかない。
生まれてしまったからには、幸せにならなければならないし、幸せになるべきだ。
あなたにも幸せになってほしい。
みんなで幸せになりましょう。
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