薔薇
@nekochansong03
第1話
薔薇
とある名門の家系のひとり娘に、貴族の男性との縁談が持ち上がった。だか、婚礼当日その男性は式場から出奔し、その名門の誉は失墜された。
実は、その貴族と名乗った男性とその無邪気な妹は、貴族では無く、両親を殺害された後、とある貴族に養われて居た。
ひとり娘の花嫁の父親は、その家の入り婿で、かつて、その出奔した兄妹の両親を殺し、黄金の観音像を奪った犯人だった。
その後、その名門の入り婿は、その黄金の観音像を愛人の別宅に隠した。詐欺事件として警察は事情を聞きに訪れたが、
その時、妻は貴族と名乗り出奔した男性から電話を受け、黄金の観音像を返して欲しいと連絡を受けた。妻は以前から、入り婿が黄金の観音像を持って居たことも、隠したことも承知して居た。
それで、黄金の観音像を持たずに、出奔した男性と会った。それで、お金では解決しないので、娘のことをおもって、二度と娘に会うなといい、必ず黄金の観音像を持って来ると約束した。
母親は警察に隠れて、親戚の花婿候補だった男性と動いた。
無邪気な妹は普段通り過ごしており、もっと親しく出奔した男性の子供を身籠っていたので、娘は、母親の思惑に反し、諦めきれずにいた。
母親はその親戚の男性に変装させ、からくり人形の趣味があったので、それを利用し、亭主を殺害し、黄金の観音像を取り戻した。
母親は黄金の観音像を持って、出奔した男性と妹と、娘を伴って会った。母親は黄金の観音像と娘のどちらをとるか、迫った。男性は黄金の観音像の方を取った。それで母親と娘は、無邪気な妹と共に、子供を育て、家に帰ることにした。果たして、探偵は犯人を見付けることが出来るだろうか?
薔薇 @nekochansong03
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。薔薇の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます