真実の日本史
秋山如雪
第1回 神風と元寇の嘘
ということで、唐突に始めましたが。
高校時代、日本史が得意で、大学時代に日本史を勉強し、一時、将来的に日本史教師になることも目指していた(大学で教職免許が国語しか取れなかったのと、途中で飽きたので断念)作者が、「真実の日本史」を批判覚悟で書きます。
第1回。
有名な「
最近、この元寇という言葉自体が変えられて「蒙古襲来」みたいな表現に変わりつつあるそうです。
そもそも「寇」という字は、外敵の侵入を意味するものですが、ただ、「
そして、「元寇」という言葉自体が、江戸時代に水戸光圀が「大日本史」の中で使い始めたので、当時は、そんな表現自体がなかったわけです。
それはともかく、面倒なので、ここでは「元寇」で統一します。
ご存じ、元寇というのは「文永11年(1274年)」と「弘安4年(1281年)」の2回を指し、それぞれ「文永の役」、「弘安の役」と呼ばれてます。
1200年代初頭、モンゴル帝国を築いたチンギス・ハーンの孫、フビライ・ハーンが日本を攻めるように命じたのですが。
有名で、教科書でも掲載される「蒙古襲来
これを見ると、まるで「武士がてつはう(鉄砲)」に怯えて、日本の武士が情けないように見えますが。
実際には、実は教科書に載っている「蒙古襲来絵詞」は嘘です。正確には「半分嘘」で、わざと後ろを映してないのです。
では、その後ろはどうなってるかと言うと、モンゴル軍(元軍)の兵士が武士の弓にやられ、血を出している様子が描かれてます。
当時、日本の「弓」の威力は世界最強レベルで強く、元軍はこの弓の威力に恐れ、多大な犠牲を払ったそうです。
それでは、何故教科書は「嘘」をつくのか。
簡単です。
日本の教育界が「左翼に支配されているから」なんです。
ここからは批判覚悟で書きます。左翼=戦争反対=平和ボケとなり、「日本は弱かった」という一種の洗脳が国民に施されてます。
元寇自体も、戦後教育では間違って教えられ、「日本軍は散々やられて、退却し、運良く台風が来て、神風が吹いて、元軍は撤退した」となってますが、これ自体が完全に嘘です。
当時、日本の武士は、実は物凄く強く、一種の「バーサーカー」状態だったことが明らかになってます。
「
これは、兄・吉見二郎と弟・男衾三郎という兄弟を通して見た、鎌倉武士の日常を描いてますが。
平和ボケした、現代日本では考えられないようなことが平然と行われてます。
その例を以下に挙げます。
・馬小屋の隅に生首を絶やすな、首を切って懸けろ。
・屋敷の門外を通る修行者がいたら
などという、残虐な行為が描かれてます。
つまり、当時の武士は「いきなり通行人に弓を射る」なんてこともやっていた、と。
ただし、これは「あくまでも物語上の悪役である男衾三郎の人物描写としての脚色であり、これらは鎌倉武士一般の習慣ではない」とも言われています。
しかしながら、鎌倉武士が勇敢だったのは、当時の一次資料である、歴史書「
なので、実際には元寇に際しても、ほとんど「恩賞目当て」とはいえ、鎌倉武士は死に物狂いで戦ってるのです。
ちなみに、有名な執権、北条時宗は元からの「降伏勧告」の使者一行を全員斬り殺すように命じてます。
そのあまりに「狂気」に満ちた鎌倉武士の様子は、相手側の元軍の文書にも記述され、「夜に船で休んでたら、泳いで渡って、奇襲された。とんでもない奴らだ」なんていう記述まであります。しかも重い鎧や兜をまとって。
有名な
それを「良し」としない日本の左翼によって、歴史教科書は塗り替えられたという気がしますが。
あと、当時の元軍は、長距離を遠征してきたのと、モンゴル人は「海に慣れてない」のと、「征服した中国・朝鮮半島の兵士を大量に連れてきたから、士気が低かった」のも、日本有利になったと言われています。
ということで、細かく書くと終わらないので、今回はこの辺で。
まあ、最近はマンガ「アンゴルモア」などでもこの辺、描かれてますね。とにかく、日本の当時の鎌倉武士は、実力で敵を排除し、日本を守ったのです。
最後に一つ。
「自国の歴史を正しく語れない国民は世界からバカにされます」。これは実際に私が20代でヨーロッパに行った時、感じました。どこの国民も正しい歴史教育を受けて、自国の歴史に「誇り」を持っているのです。
つまり、日本国民ほど「自国の歴史に誇りを持てない」民族はいないのです。それは間違っていると思うのです。
戦後80年。そろそろ「自虐史観」の呪縛から解放されるべきだと思ってます。
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