第2話 世界に魔法が生まれるとどうなるか(んなぜろ)【プロット】
んなぜろは七年前に魔法が世界にもたらされた、というところから始まり、時代的には千年前をイメージしています。
ただし、作者は「魔法」を「産業革命」みたいな立ち位置と捉えています。しかも、知識も技術も力もいらない魔法は万人にとって、ひらめきさえあればなんでもできるまさしく魔法なので、この七年間で時代がグワーッと進み、千五百年くらいまでのものならあったりなかったりします。
また、作者は「魔法」を「武器」としても考えておりまして。昨今の魔法って、攻撃手段にばかり使われすぎじゃないですか?世の中にはお花を咲かせる素敵な魔法もあるようですが、どちらにせよ、「武器」ではあると思うんですよね。
んなしぬ世界では、「八歳以上の全人類」に魔法が与えられるのですが、言い換えれば、「八歳以上は戦争に出向く可能性がある」ということにもなり、んなしぬ世界の厳しさが分かるかと思います。
そう。誰しもが「武器」を常備している世界。みんな平然とした顔で生きているけれど、その気になれば、誰かが誰かをいとも容易く殺せる世界。これが「魔法世界」だと、さくらは思っています。
その分、法整備がされれば、「武器」=「魔法」の悪用については厳しく罰せられることになりましょうが、七年では法整備が追いついていないことは容易に想像できますよね。
となるとやはり、魔法が世界にもたらされて数日後(初日は混乱に包まれている)をピークとして、世界中で争いが勃発。→戦争、というわけですね。
そんな、治安の悪すぎるんなしぬワールドなので最初の一、二年はまるでコロナ禍のように、外出する人が減ることが予想されます。魔法で衣食住の面倒も見られるし、その気になれば働く必要もありません。
ただ、人との関わり、あるいは生きがい、社会の役に立っている実感――人間は色んなものを求めると思うので、仕事はなくならない。むしろ、魔法により需要が増え、まさしく、革命が起きて産業は大幅に発達。
当然ながら、この世界で最も重視されるのは、「魔法の才能」。残念ながらんなしぬワールドは、魔法の技術は努力次第ですが、魔力自体は生まれつきの才能や血統、あるいは種族により決まる残酷な世界です。これまでの支配者がまったく魔法の才に恵まれず、各地で魔法革命が起きる――。
そして、「戦争」が始まる。戦争はお金になるという噂は聞いていますが、具体的にどうお金になるかまでは、いまいちピンときていないんですよね。まあ、お金のために争わないでほしいですね。世界中がちゃんと助け合えばみんながそれなりに生きられるくらいには、世の中は発展していると思っているので。
今日は寝ますが、明日以降に、この「魔法による戦争で何がお金になるか、誰が得をするか」という部分を考えていこうと思います。
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