第4話 「名誉毀損」より「真実解明」を望む読者
<引用開始>
「芥川龍之介の作品を知らない芥川賞作家」芥川賞作家の名誉を毀損、16万5000円の賠償命令 [2024年7月19日]
芥川賞を2021年に受賞した作家李琴峰さんが、ツイッター(現X)に「芥川龍之介の作品を知らない芥川賞作家」などと投稿されて名誉を毀損(きそん)されたとして、投稿した元SFライターに330万円の損害賠償などを求めた訴訟の判決で、大阪地裁は19日、16万5千円の賠償を命じた。
判決によると、被告は過去にSFライターとして活動。21~22年に「芥川龍之介の『河童』をパクってドヤ顔で自分のオリジナルと主張した芥川賞作家」「本当の無知にしろ、知っててしらばっくれたにしろ、かなり問題がありますね」などと投稿した。
・・・
李さんは台湾出身。「彼岸花が咲く島」で第165回芥川賞に選ばれた。母語が日本語でない作家が受賞するのは、08年の中国出身、楊逸さん以来2人目だった。(共同)
<引用終わり>
この台湾作家なる文学者(芸術家)は、彼女の作品が盗作・贋作であるか否かが争点であるにもかかわらず、いきなり「名誉毀損」に問題を移し替えて裁判所で訴えたらしいのですが、これは欧米でユダヤ人がよくやる流儀です。
しかし、読者にとっては、自分が購入した小説が盗作であったとしたら損をしたことになるのですから、この小説のどの部分がパクリと言われるのか、何がどう贋作なのか、そうではないのか、を知りたいわけです。顧客の立場としては、この小説家の名誉など、その次の問題でしかない。この小説家の名誉云々は、別のところでやってもらい、先ずは贋作・パクリといわれた所以を明確にして欲しいはずなのです。その上での「作家の名誉」なのですから。
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