第3話「友達承認」

1:00

家に帰ってスマホの画面を見る。

ゆづ…?友達承認??

友達人数のところに4とだけ書いてあるLINEに5人目が来た。

僕はびっくりしてスマホをベッドに落とす。

【すみません。誰ですか??】

そのスマホを咄嗟に拾い、そうメッセージを売って返す。

『既読』

送った瞬間にその文字が浮かび、この人は暇人なのかと思ってしまう。

【あー、隣の人です!!】

【覚えてるよねね?】

そう言われて今日座った席を頑張って頭に叩き出す。

真ん中の前で…隣は…

と考えていると

【覚えてないな!ひかるん!】

【結月だよ!!】

と解答が出る。

【そういえば翔と渉にもLINE、送ったから多分もうすぐ承認くるかも!!】

【それだけだからね!!❤️】

僕は【ありがとうございます】だけ返して画面を暗くした。


4月8日

…8時47分

その数字をベッドの上で見て僕はすぐに起き上がる。

あと、13分で授業が始まる!?

最近、少し記憶がすぐにどっかに行くと思っていたらこのありさまだ。

…って、

そんな事を考えている暇は無い!!

僕は大急ぎで走って学校へ向かった。

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