笑って時々泣いて

ももか

第1話 始まり

私が学校に行かなくなったのっていつからだろ

ふと思い窓から空を見る

そこには青い空と白い雲

綺麗だなって思いつつ、視界を時計にやると午前11時20分

本当だったら、学校にいるし授業を受けている。

それなのに私は空を見ている

「いつもこうだ」

そういいながら、窓をおりた

少しでも勉強をしようと机に向かうがやる気が出ない


中学校3年生の今井春菜は中2の冬から不登校だ

原因はいじめ。いじめからの自傷行為などで学校に行けなくなった


「でももう、夏だよ。やらなきゃだ」

そういい机に座った途端ピンポンがなった

誰だろうと思い見ると担任の先生が映っていた

「春菜。会いに来たよ」

そういう先生を冷たい目で見る

会いに来なくてもいいのに、そう思いながらも話を聞く

「最近はどう?」

「どうってなに、」

「体調」

こういう時悪いって助けてって正直に言えたらどんなに楽なんだろうって思ってしまう。

けどそんなこと出来ない。

「平気」

あーぁまた言っちゃったよ。もう誰も助けてくれないかもしれない

助けてって言ったら世界変わるかもしれないのに

「じゃあさ、提案なんだけどさ3年じゃん?だから、別室登校してみない?」

別室?登校?なにそれ

保健室登校みたいな感じ?

てことは、学校に行くってこと?無理無理

できるはずない

「学校行くってこと?」

「当たり前。でも教室行かないし別室だよ」

先生が話すもんだからその後も話を聞いて

先生は時間が迫ったので帰った


紙を貰ってそれを見る

たしかに、毎日同じ景色しか見てないもんな。

そういう気持ちと

またいじめられるかも

という気持ちが合わさる。

でも嫌だって気持ちよりも、新しい自分を見つめたいと思った

何か出来るかもしれないって、だから次の日私は職員室に向かった



「え!!どうしたの!」

「別室、登校したい」

そういう私をはっとしためでみた

「いいよ。一緒に行こ」

そう言われ一緒に向かう

3つに別れている建物のうちの一番端の建物の端にある

入った瞬間、冷房の涼しい空気とふんわりとした空気が流れた

適当なところに座ってと言われたので座り、バックを置いた

先生は嬉しそうに

「頑張ってこれたね。偉いね」

そう言ってくれた

……頑張ったねなんて言われたの初めてかもしれない、

そう思いながらプリントを出す

担任の先生に提出し、先生は授業に向かった

なんでもやりたいことしてていいよって言われたので

あるノートを出した

それは私が嬉しいことがあったら昔から書いていたノート

6月7日 今日は久しぶりに学校に行って先生が褒めてくれた。こんなに嬉しいなら頑張ってよかった

その周りに色々な絵を描く

妄想を膨らませ自由自在に

私の世界に入った






その日は2時間だけいて帰った

また次の日も、その次の日も別室に行った

するといつも先生達は

「頑張ってきてるね。偉いよ」

そう言ってくれる。

で、またノートを書いているとドアが開く音がした

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笑って時々泣いて ももか @Momoka02

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