宝石
茶々
宝石
憧れは、憧れのままに。触らず、掴まず、近寄らず。心に秘めておくの。抱え込んで腐らすということじゃあないわ。死骸って、宝石になるでしょう。それと一緒。感情だって、受け止めて、それ以上使い込まなければ、いつか輝きを保ったままに固まるわ。それを、大事に、大事に、宝箱に仕舞うの。そうしたら、いつか、時が経てば、宝石になる。触れなかった分、傷つかず、汚されていない状態で。きっと、今と同じままの姿で。私を救うお守りになる。憧れは宝石になるのよ。私を飾る美しいものに。
宝石 茶々 @kanatorisenkou
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