【月曜 08:45】奴隷生活が抜けた俺たちはこの鉱山で生き延びる
少し復活したエアコン
第1話
土とドラ、かなりの頻度で起こる土砂崩れ、天井は汚い土の塊達・・・
そんなトンネルのなかで
「ホラ!!さっさと仕事しろ!!」
大きな声と、素早くムチが宙を舞う。
「・・・っ!」
当然のように、俺の背中に当たり気絶仕掛けるほどの痛みが全身を走る。
だが、ここで気絶したらさらにお仕置きが待っており、立ち上がって仕事をするしかない。
重い、岩・・・こんなの毎日運ぶものじゃない
・・・俺はここに連れてこられて、3年になるがまだ重い。
結局待つことに慣れたら慣れたで、重みを増やされるだけだ。
「おい!さっさとしろ!!次はここを掘るだからなぁ!」
さっきまで、何時間も働いたのに今度は寝る時間まで無限ツルハシが待っている。
________
夜
「えっ?・・・うそ」
「・・・ごめんね、ゆう」
ただでさえ、希望のないこの奴隷生活に追い討ちを掛けるように絶望を聞く
「・・・いやだよ。そんな」
「でも、しないと殺されるし」
春は既に覚悟が決まったようにあっさり答える。
「・・・」
春とは、奴隷になる前から元の村からも仲良しで家が隣同士で、年も近くて・・・
あのまま、村が襲われることがなかったから俺たちはいつかは付き合うと思ってた。春も結婚するなら俺がいいと言ってくれたし
「・・・だからね、私も当然本当は嫌だけど・・・
ねぇ、優今日は最後だし、今日ならギリバレないから私と」
前なら少し胸を見ただけで、ビンタをして来た春が自ら服を抜き出した。
「どうせ、するなら優と」
俺も・・・こんな時を待っていた。だけどこんな状況になるなんて、悔しくて悲しくて
「わかっ・・・!!」
その瞬間だった。俺たちの首輪は突如外れた。
「え、なにこれ?」
俺と春は驚く・・・どういう事だ?
2人は裸なことを忘れて、今の状況に困惑する。
そして扉に音が鳴り
「優!!春!!聞こえる!!私の首輪が外れて!」
部屋から音がする。よく見たら周りの人(寝ている)も首輪が外れている。
「・・・なんだ??」
だが、理由なんて一つしかない契約者達が亡くなった。それも自ら・・・
どうしてだ?なんでこんな
「優!」
だけど、とりあえず俺たちは解放されたことは変わらない。春は嬉しくて俺に抱きしめてきた。
「春!!」
春の裸で生々しい感触が強くなり、あれがなってしまい、
「変態!!」
抱きつかれる時間は短いままビンタされてしまった。
そして、春は服を着た。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます