第23話

 春視点


 「・・・」


もう、当たり前のように優の居ない家が続く


 「・・・」


なんだろう・・・私って、やっぱり優が好きだったのかな・・・いや、気持ちを知って・・・それも違う、分からされて、大学費と言う人生が変わるかも知らないことを、同い年の義妹に尽くしてくれたから・・・

 

 【優ってねぇ、中学の時に何度か春に会おうと家に押し寄せてきた男子を払ってたことがあるんだよ】


「知らないよ、知らないよそんなの」


私は何も知らなかった。知らなすぎた。

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