第2話

ドスン!


まずは地面に叩きつけられた、か。まあ、ホントなら人の家で産声上げたかったが…。


ヒラリ。


なんか紙が落ちてきた。なに?異世界取り扱い説明書?

異世界は家電かよ。まあ、いい。とりあえず読んでみっか。


異世界取扱説明書

ご機嫌よう、女神です。まず、あなたも気になっているであろうあなた自身の性能、そっちの用語では、「ステータス」の確認の仕方ですね。ステータスはステータスオープンということで確認することができます。共有したい相手を意識することで、その相手にも共有することができます。

次に、この世界についてです。この世界には、様々な種族がおり、人族、魔族、エルフ族、ドワーフ族がいます。基本的に、辺りにいる異形は魔物、モンスターと呼ばれ、魔族の配下とされています。

次に、金銭の得方です。お金が欲しい時は、人間の街にあるギルドという機関でクエストを受注してこなし、報酬を得ることでできます。

次に、スキルについてです。

スキルは、自分が戦うことや何かをした時に得られるポイントを使って得ることができます。種族によって得られるスキルも異なりますので、多種族と協力することもいいでしょう。

基本的にはこれで説明は終わりです。分からないことがあれば頭の中で念じてくだされば教えられます。では頑張ってください。


長いトリセツだな。じゃあ、最初に会ったステータスオープンってのやってみるか。


「ステータスオープン!」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る