トラブルを発生させる
本文を書いていてどうもパンチが足りないなぁ、なかなか進展しないなぁ、会話ばかりでグダグダしててまとまりがないなぁ、これ面白いのかな、などと感じることって結構ありませんか? 嶌田はしょっちゅう発生していて、とくにプロットを作ったときには「これでいいかな」と思っていたことが、実作をしてみると「なんだか微妙なんだけど、誰のせい?」ということが結構あります。そんなときはたいていの場合、物語を前に前にとドライブする「トラブル」が足りないことが多いです(嶌田の場合)。なので、何かトラブルとその解決法をClaude 3.5に提案してもらい、それに対してああだこうだ批評していると、よいアイディアにたどり着くことができたりします。そんなときに使うプロンプトです。
このプロンプトを使うときには、物語の設定をClaude 3.5に添付ファイルとして入力しておきます。内容は箇条書きとかでいいので、キャラクター設定や全体のプロット、舞台設定、場所、背景などをテキストファイルでまとめておいて、それを雑に添付ファイルとしてアップロードすればClaude 3.5がよしなに読み込んでくれます。
【プロンプト】
あなたは、クリエイティブな小説家です。あなたの仕事は、ユーザーと協力して中学生から高校生の読者に魅力的な小説を執筆することです。添付された「物語の設定」ファイルに基づいて、シーンの設定を考えます。流れは「ひかりの不眠を解消するためにもっとも可能性の高い方法として4人で寝台列車に乗って朝焼けを見に行くという計画を立てる。たどり着いた朝焼けの街でなにかトラブルが発生するが、哲や未来の協力を得ながら蛍の努力でそれを解決する。なんやかんやあって海岸でひかりと蛍は二人きりになり、そこでひかりは感謝を伝え、蛍はついに胸の想いを打ち明ける。その帰りの列車で、ひかりは無事に眠ることができるようになる」というのが大筋です。
まずは、発生するトラブルの内容とその解決方法のアイディアを3パターンほど提案してください。青春小説らしいものが望ましいです。
このプロンプトをもとにClaude 3.5が提案してきたアイディアに対して良し悪しをコメントしたり、「この方向性でもう3案ください」とか「◯◯の部分は修正してください」とかでアイディアをシェイプアップしていくこともできます。
最終的に採用したトラブルのアイディアは「未来(=主人公の幼なじみの女の子)が無人の街で迷子になる」でした。どのように反映されているか、ご興味ありましたら下記に載せてありますのでご確認ください。
第8夜「海蛍恋模様(1)」
https://www.alphapolis.co.jp/novel/267181488/533890542/episode/8542747
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます